【ハイライト動画あり】サヨナラ本塁打でセガサミーに競り勝ったHonda熊本が19年ぶり、NTT東日本に快勝した東京ガスは初の決勝進出。都市対抗野球 12月8日の結果

12月8日（水）準決勝2試合

第92回都市対抗野球大会は12月8日（火）で大会11日目。準決勝の2試合が行われ、9日の決勝に進む2チームが決まった。

●セガサミー（東京都）1-2 Honda熊本（大津町）○

セガサミー｜0 0 0 0 0 0 0 0 1 ｜1
Honda熊本 ｜0 0 0 0 1 0 0 0 1X｜2

Honda熊本は今大会を通してリリーフで好投している片山雄貴、セガサミーは草海光貴と両エース右腕が先発。試合は緊迫感のある投手戦となった。Honda熊本は5回、一死3塁のチャンスを作ると9番・中島準矢のセカンドゴロで走者を返し、1点を先制する。その後は片山が尻上がりに調子を上げてリードを守り、勝利まであと1アウトの場面を迎えていた。

しかし9回、セガサミーは7番・中川智裕が二死から起死回生のソロ本塁打を放つ。試合は同点となり、セガサミーは9回から2番手投手にベテラン右腕・陶久亮太を起用する。ここでHonda熊本は、この回先頭の4番・古寺宏輝が1ボール1ストライクからサヨナラ本塁打。Honda熊本が2-1でセガサミーを下し、19年ぶりの決勝進出を決めている。

●NTT東日本（東京都）3-9 東京ガス（東京都）○

NTT東日本｜0 0 0 2 0 0 0 1 0｜3
東京ガス ｜3 0 1 0 4 0 0 1 X｜9

東京ガスは沼田優雅、NTT東日本は高橋佑樹と両左腕が先発。東京ガスは1回、3番・小野田俊介が一死1塁からライト線にタイムリー二塁打を放ち先制。 5番・加藤雅樹が一死1・2塁から三塁線を破るタイムリー安打を放って続く。NTT東日本はすぐ2番手の片山楽生をマウンドに送るが、7番・相馬優人も一死満塁からライトに犠牲フライ。東京ガスは初回から貴重な3点を奪う。

東京ガスは3回にも、7番・相馬優人がセンター前にタイムリー安打を放ってリードを4-0と広げる。NTT東日本も4回、一死満塁と大きなチャンスを迎える。8番・上川畑大悟が右中間に2点タイムリー二塁打を放ったものの後続が続かず、追い上げは2点差止まりだった。東京ガスは5回、8番・馬場龍星が一死満塁から犠牲フライ。1番・石川裕也も二死満塁から左中間に走者一掃のタイムリー二塁打を放ち計4点。8-2と大きくリードを広げた。

東京ガスは8回に1点を許したものの、その裏には途中出場の4番・山口翔大がタイムリー二塁打を放ち、9-3とダメを押した。東京ガスは4回途中から登板した2番手の左腕・宮谷陽介が3回1/3を零封する好リリーフ。9回にはエースの臼井浩が4番手として登場し、きっちり試合を締めた。東京ガスは初の決勝進出となる。

文：大島和人