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野球 コラム 2021年10月31日

ポストシーズンで本拠地7連勝のブレーブスが王手。ワールドシリーズ第5戦展望

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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ブレーブスが2勝1敗

現地10月30日(日本時間31日)にアトランタのトゥルーイストパークで行われたワールドシリーズ第4戦は、ブルペンゲームで投手陣が奮闘したブレーブスが3-2で勝利。

これでブレーブスは、本拠地2連勝でシリーズを3勝1敗として、ワールドシリーズ制覇に王手をかけた。シリーズ第5戦は引き続きアトランタにて、現地31日(日本時間11月1日)に開催される。

ブレーブスは2点を追う6回にオースティン・ライリーの適時打で1点を返すと、続く7回には8番ダンズビー・スワンソンと、代打ホルヘ・ソレルの2者連ソロ続本塁打で一気に逆転に成功し、その後はルーク・ジャクソンから守護神ウィル・スミスへと繋ぐ継投で逃げ切った。

スコアボードを見ると、終盤の逆転劇に目が奪われるが、この試合で殊勲の働きをしたのは、アトランタの2番手投手、カイル・ライトだった。ライトはオープナーのディラン・リーが初回に一死満塁で降板した直後のタフな場面でマウンド任されると、その後4回2/3を投げ1失点と奮闘し、試合を壊すことなく自軍の逆転勝利をお膳立てしたのである。

実際、試合後に『MLB.com』が掲載した記事によると、ブライアン・スニッカー監督も、この試合のライトについて、「カイルは我々が試合に勝った理由だった」と手放しで称賛したとのこと。

これでブレーブスは、苦戦必至と目されていた第4戦からのブルペンデー2連戦の初戦を勝利で飾り、本拠地でワールドシリーズ制覇を懸けた試合に臨むこととなった。

なお、ブレーブスはこれで今季ポストシーズンにおける本拠地での連勝を7に伸ばしており、トゥルーイストパークでの第5戦で勝利を飾ることができれば、ワールドチャンピオンの称号と共に、ポストシーズンでの本拠地連勝新記録も手にすることとなる。

既報の通り、ブレーブスはこのシリーズの第3戦に負けていれば、ワールドシリーズにおける本拠地での連敗記録を更新してしまうところだったが、今度はポストシーズンの本拠地連勝記録の更新を狙える位置につけている。

対するアストロズは、ベテラン右腕ザック・グリンキーが4回無失点と好投しながらも、好調のブルペンが逆転を許す手痛い敗戦を喫し、これからは最長で3試合連続してエリミネーションゲーム(負けたら終了となる試合)に臨む苦境に立たされることとなった。

歴史を紐解いてみると、ポストシーズンにおけるベスト・オブ・セブン(4戦先勝)のシリーズで第4戦を終え、3勝1敗とリードしたチームはこれまで90例中、76例でそのシリーズを制覇しており、統計的に見てもアトランタは絶対的優位に立ったといえる。

しかし、第5戦はブレーブスにとって本拠地で戦える最後の試合となり、仮に第6戦が必要となった場合は翌日が移動日になるのに加え、僅か1年前にはナショナル・リーグチャンピオンシップシリーズで、3勝1敗からドジャースに大逆転を喫した経験を持っているだけに、スニッカー監督は総力を挙げてこの第5戦に臨むことになるだろう。

前述の通り、引き続き第5戦もブルペンゲームとなるブレーブスは、誰がオープナーを務め、2番手として誰がロングリリーフをするのか明らかとなっていないが、恐らくA.J・ミンターか、ドリュー・スマイリー、あるいはその両者が重要な役割を果たすことになると予想される。

何れにしろブレーブスとしては、第4戦でロングリリーフしたライト以外のブルペン陣は臨戦態勢で臨めるだけに、前戦同様、序盤をできる限り少ない失点に抑え、ロースコアの投手戦で勝機を見出したいところだ。

一方、後がなくなったアストロズは、左腕のフランバー・バルデスが第5戦の先発マウンドに上がることになる。

バルデスはこのワールドシリーズ第1戦こそ、2回5失点と蹉跌を踏むも、アメリカン・リーグチャンピオンシップシリーズ第5戦では、レッドソックスに対し、敵地で8回1失点と珠玉のパフォーマンスを見せており、今回はバウンスバックを期すマウンドでその再現が求められることになる。

打撃面にスポットライトを当てると、今季ポストシーズンでは二死からのずば抜けた得点力の高さが話題となってきたアストロズだったが、ここ2試合は合計2得点と、打線が静まり返っている(そして二死からは無得点)。

特にタイムリーヒットが全く出ていないだけに(打点はカルロス・コレアの内野ゴロとホセ・アルトゥーベの本塁打のみで、2試合合計17残塁)、得点圏に走者を置いた状況で、どれだけ持ち前の勝負強さを発揮できるかが生命線となるだろう。

J SPORTS編集部

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