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野球 コラム 2021年10月23日

マックス・シャーザーの登板回避でドジャースがピンチ?ナ・リーグ チャンピオンシップシリーズ第6戦展望

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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第6戦、ブレーブスが決めるか

昨季と同じ顔合わせとなったブレーブスとドジャースが対戦するナショナル・リーグチャンピオンシップシリーズは、ブレーブスの3勝、ドジャースの2勝でアトランタのトゥルーイストパークで行われる第6戦を迎えることとなった。

顔合わせのみならず、これまでの両チームの星取りも昨季のリーグチャンピオンシップシリーズと全く同じ展開となっており、ブレーブスは王手をかけて本拠地での一戦に臨む。

しかし、これまでベスト・オブ・セブン(4戦先勝)のシリーズでは、1勝3敗から3勝3敗の五分として第7戦に臨んだチームの70%が逆転でシリーズを制しているだけに、ブレーブスとしては、昨季と同じ轍を踏まないためにも、この第6戦は勝負を決め切りたい試合となる。

この2チームによる今シリーズ直近2試合はとても印象深い流れとなっており、第4戦ではブルペンゲームとなったブレーブスが、投手陣を巧みに遣り繰りして勝利をたぐり寄せると、続く第5戦はドジャースがブルペンゲームを乗り切り、本拠地ドジャースタジアムでのシリーズ敗退を免れた。

中1日で行われる第6戦は、ブレーブスはルーキー右腕のイアン・アンダーソン、ドジャースはベテラン右腕のマックス・シャーザーと、両チームともに先発ローテンションの一角を担う、正統の先発投手が登板する予定だった。

だが、アンダーソンは予定通り先発登板する見込みとなっているものの、現地メディアは試合前日にシャーザーの登板回避を伝えており、ドジャースはウォーカー・ビューラーが第7戦での登板を予定している中、引き続き生き残りが懸かる試合で誰にマウンドを託すのか、この辺が勝敗の行方を大きく左右することになりそうな状況になってきた。

投手陣の状況が急変したドジャースに対し、ブレーブス打線ではチームの顔であるフレディ・フリーマンが悲願のワールドシリーズ進出へ向け、ここ3試合で打率.500、2本塁打と当たりが出ているのに加え、今ポストシーズンで1.249 OPSと最も波に乗っているエディ・ロサリオが右肩上がりのまま本拠地での重要な試合を迎えられるのが頼もしいところ。

一方、ドジャースでは第5戦で3ホーマーと、打席で殊勲の活躍を見せたクリス・テイラーに期待したいところだが、ジャスティン・ターナーがケガで戦列を離れたほか、コリー・シーガーも打席での安定感に欠けるのが気掛かりなところ。

この難しい状況のなか、投手陣の遣り繰りを含め、昨季チームをワールドチャンピオンに導いたデーブ・ロバーツ監督がどのような采配を見せるのかに注目したい。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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