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この日は苦戦の菊池
今季前半に輝きを放ち、チーム唯一のオールスター選出選手となった左腕が苦しんでいる。
マリナーズの菊池雄星は現地8月20日(日本時間21日)、敵地でのアストロズ戦で今季23度目の先発マウンドに上がるも、2回2/3で7失点を喫する乱調で無念の降板となった。試合はマリナーズが3-12で敗れ、敗戦がついた菊池は7勝7敗となった。
『MLB.com』でマリナーズを担当するダニエル・クレーマー記者は、同日付で投稿した菊池の乱調を伝える記事の冒頭で、「オールスターブレーク後のサンプル数が増え続けるなか、結果のスパイラルはどんどん下降しているとあり、こう疑問を呈さずにはいられない。ユウセイ・キクチについて心配すべき時が来たのか?」と疑問符をつけた。
この日の菊池の投球内容について、クレーマー記者は、「目に見えて失速していた彼の速球の球速は若干回復したものの、安定して90マイル台後半には届かず、ストライクゾーンの(打者にとって)理想的な箇所へ余りにも多く投げ過ぎた」とした。
さらに「そして彼のスライダーは、この夜ほとんどスライドせず、ご馳走の投球となってしまい、これはカットボールも同様で、一度も空振りを誘うことはできなかった」と振り返った。
また記事では、この日の菊池のハードヒット率(強い打球を打ち返される確率)の高さを問題視しており、「トラブルのもう1つの兆候」として、「インプレーに打ち返された13球中、10球がスタットキャストでハードヒットとされる打球初速95マイル越えだった」と伝えた。
記事によると、オールスター後、スタッツの規定に達している投手で、菊池のハードヒット率(54.2%)は2番目の高さとのこと。
これに輪をかけて状況を悪化させているのが切れを失ったスライダーで、記事によると左腕が1勝4敗としている直近8試合で、相手打者は菊池のスライダーに対する打率を.324、長打率を.595にしており、その前の11試合の打率.213、長打率.330と比べると、大幅に打ち込まれていることが分かる。
ワイルドカード争いへ向け、今季これまで先発ローテーションを牽引してきた左腕が試練に直面している。
J SPORTS 編集部
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