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シカゴの元エースがパドレスで出会った
かつて、シカゴですれ違う形でエースとして先発ローテンションを牽引していた2人の投手が、時を経てサンディエゴで邂逅することとなった。
前回先発した試合で腰の張りにより試合序盤で降板となったダルビッシュ有が、10日間の負傷者リスト入りしたことで、パドレスはポストシーズン進出へ向けワイルドカード争いへ負けられない試合が続くなか、緊急事態を迎えた。
そして、この局面を打開するべく、球団はカブスでダルビッシュの前にエースの座に君臨していたジェイク・アリエータに白羽の矢を立てたのである。
『MLB.com』でパドレスを担当するAJ・カッサベル記者は、現地16日付で「アリエータがパドレスと契約し、水曜に先発」と題した記事を投稿し、ベテラン右腕のパドレス入りを報じた。
記事の中でカッサベル記者は、今回の補強の背景について、「右腕のユウ・ダルビッシュ(腰の張り)とクリス・パダック(左斜筋の捻挫)はともに、トレード期限以降に負傷者リスト入りしており、パドレスは微妙な状況に直面していた」とした。
そして、「球団の組織的な層は薄く、しかもトレードによりその問題を対処することができなかった」とした上で、「ダルビッシュとパダックの復帰を待つ一方、パドレスには長いイニングを投げる肩が必要となり、球団はアリエータが暫定的ながら、効果的な解決策になるのではないかと考えた」と説明した。
さらに記事では、「アリエータはメジャー通算12シーズンで、防御率3.93、そして115勝を記録しているが、2018年以降は防御率4以下を記録していない」と、かつてのサイヤング賞投手の実績と、近年の成績を紹介している。
なお、この動きはシカゴのメディアの興味も引いたようで、現地局『NBC』のシカゴローカルは、まだアリエータのパドレス入団が正式に発表される前の現地15日付で、電子版にこの一連の動きを報じていた。
その冒頭で、「ジェイク・アリエータとユウ・ダルビッシュはすれ違う形で、シカゴの先発ローテンションで一時期を過ごした」とした上で、「今、かつてのシカゴのエースたちの道程が別の球団で交わろうとしている」と伝えた。
また、記事では「アリエータとダルビッシュはともに、2017-18年のオフシーズンにフリーエージェントとなり、カブスは後者と契約し、アリエータは最終的にフィリーズと複数年契約を結んだ」と、シカゴで2人がすれ違った経緯を振り返った。
フライアーズ(パドレスの愛称)のポストシーズン進出へ向け、かつてエースとしてウィンディーシティ(シカゴの愛称)を沸かした2人の右腕が大きな役割を担うことになりそうだ。
J SPORTS 編集部
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