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野球 コラム 2021年7月21日

【横浜好き】ロード9連戦は連勝で締めくくり。「週刊ベイスターズいいとこどり」7月12日~17日号

野球好きコラム by 大久保泰伸
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左から桑原、宮崎、佐野

前半戦最後のカードとなる阪神との3連戦に、様々な“夢の球宴”が行われた7月第3週。フレッシュも含めたオールスターでのベイスターズ選手の動向も含めて、オリンピック前最後の『週刊ベイスターズいいとこどり』、今週もいきましょう。

オールスター前の関東以外のロード9連戦、締めくくりは甲子園での首位・阪神との3連戦。広島、名古屋では6試合で1勝のみに終わったが、最後は意地を見せてくれた。

リーグ防御率トップの青柳晃洋から4安打で3得点と珍しく?効率のいい攻撃を見せながら、最終回のまさかの悲劇で4連敗となった初戦は、期待のイケメン・森敬斗が記念すべきプロ初打点をマーク。リードオフマンの桑原将志が三塁打と2四球で4打席中3打席に出塁し、佐野恵太が内野ゴロの間に打点を記録した。

投手陣は先発した大貫晋一が6回を投げて被安打5、6奪三振で無失点と好投。エスコバー山崎康晃が1イニングずつを抑えてホールドをマークした。

16安打8得点と打線が本来の輝きを見せた第2戦は、ソトが2本のタイムリーを含む3安打猛打賞の活躍。オースティンが本塁打とタイムリー二塁打、宮崎敏郎も2本の適時打でそれぞれ2打点を挙げた。桑原、佐野も打点を記録し、2安打の森に牧修悟伊藤光、さらに投手の坂本裕哉も安打を放って先発全員安打と攻撃陣は文句なしの働き。

走塁面でも、代走で登場した宮本秀明がオースティンのセンターオーバーの二塁打で一塁から長躯ホームインの好走を見せた。先発の坂本が7回1失点で今季3勝目。2番手のシャッケルフォードが1イニングを無失点に抑えた。

1点を争う好ゲームとなった第3戦は、先発した今永昇太が7回を投げて被安打4、1失点、10奪三振と圧巻の投球で今季負けなしだった阪神先発・ガンケルに投げ勝った。今永は打撃でも2安打を放ち、4回には追加点となるタイムリーを放って自らを助けた。3番手で登板した砂田毅樹が1点差に追い上げられた2死満塁のピンチで登板し、佐藤輝明を空振り三振に打ち取った。

最終回は三嶋一輝が無失点で締めくくって初戦のリベンジを果たした。打撃陣は桑原が先制点となる2点タイムリー。宮崎は結果的に貴重な1点となる8回のタイムリーを含めて2安打をマークした。4月29日以来となる二塁でのスタメンとなった大和が2安打2得点と活躍した。

2年ぶりの開催となった夢の球宴。まずはフレッシュオールターにはイースタン選抜として池谷蒼大、森、宮本の3選手が出場。4番手で登板した池谷はクリーンアップを相手に三者凡退と好投。ウエスタン選抜の4番に入った話題の高卒ルーキー・来田涼斗を鋭い変化球で空振り三振に仕留めた。

野手は森が2番・ショート、宮本は9番・指名打者でスタメン出場したが、いずれも2打席無安打に終わった。

監督選抜で三嶋、山崎、佐野の3選手が出場したオールスターゲームは、第2戦に佐野が6番・ライトで先発出場したが、3打席凡退。途中出場で1打席三振に終わった初戦と合わせて4打席無安打に終わった。

投手陣は三嶋が初戦に4番手、山崎が第2戦に5番手として登板して1イニングを無失点に抑えたが、いずれも2安打を許す苦しい投球と、ベイスターズ勢はほとんど存在感を示すことができなかった。

前半戦を終えて31勝44敗11分の最下位。最後のロード9連戦も3勝4敗2分と勝ち越せなかったが、首位の阪神には勝ち越し、今季の対戦成績を7勝8敗とした。開幕直後の悪夢のような状態から、小さな幸せでいい、と思って始めたこのコラムだが、徐々に明るい話も多くなってきたように思える。

現に5月以降は強いパ・リーグ相手に互角以上の戦いを演じるなど、25勝23敗7分と勝ち越した。残り57試合、何かをやり残してるような悔いはないのか?と考えた時、残るのは目に見える順位の上昇、ひとつでも上を目指すこと。それしかないだろう。

◆先週のベイスターズ

・12日(月)● 3-4 阪神
・13日(火)◯ 8-2 阪神
・14日(水)◯ 4-3 阪神

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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