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野球 コラム 2021年6月16日

ダルビッシュ有、標高と気温の高さに苦戦

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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パドレスのダルビッシュ有は現地6月15日(日本時間16日)、今季7勝目を期して敵地クアーズフィールドでのロッキーズ戦に先発登板するも、5回0/3を投げて6安打4失点5奪三振2四球とし、勝敗はつかなかった。

試合はパドレスがフェルナンド・タティスJr.の今季20号ソロや、ダルビッシュ自身による適時打などで4-0とリードするも、右腕は標高が高いことから打者有利とされる球場でリードを守り切ることができず、4-4となった6回途中で降板となった。パドレスはその後、ロッキーズにコンスタントに追加点を許し、4-8で敗れた。

高地で苦戦したダルビッシュ

現地局『CBSスポーツ』は、同日付で電子版に掲載した記事の中で、この日のエースの投球について、「クアーズフィールドで投げるのは常にタフであり、この試合で登板したダルビッシュの数字がそれを反映していた」とし、「彼は今季最も非効率的な投球を見せた」と伝えた。

さらに、「右腕は最初の3回は完全に制御できているかに見えたが、持ち堪えることはできず、6回に一死も取れずに降板となった」としつつ、「日本人ハーラーの防御率は2.57に上がったが、彼が引き続きナショナル・リーグで最も信頼できる投手の1人であることに変わりはなく、今後も全てのフォーマットで力強くプレーするだろう」としている。

一方、地元紙『サンディエゴユニオントリビューン』は、同日付で電子版に掲載した試合の速報記事のなかで、「ダルビッシュがこの試合で第1球を投じた際の気温は100度(約38.7℃)に達しており、5回1/2が経過してもまだ90度(約32.2℃)だった」ことから、「先発投手のユウ・ダルビッシュは、打者2人分マウンドに長く残されたと言えるかもしれない」とした。

そして、この日のダルビッシュの全般的なパフォーマンスについては、「パドレスで最も信頼できる先発投手で居続けているダルビッシュは、この夜の大部分を通して、持っている球種全てで苦しみを見せた」と伝えた。

さらに記事では、ダルビッシュ自身、この試合で苦戦した理由について、「特にこの球場と言うこともあり、とても厳しい登板でした。僕のように回転数の多い投手は、標高が高いことなどにより、(変化球で)十分な変化が得られないことがあります」と述べたとのこと。

なお、記事によると、試合後チームを指揮するジェイス・ティングラー監督は、ダルビッシュについて、「私はうちの選手たちと一蓮托生なんだ。彼(ダルビッシュ)は我々の中で最も安定している男なんだ。今夜は上手く行かなかったが、今後も彼に対する信頼は変わらない」と述べ、エースに対する揺るぎない信頼を改めて強調したとのこと。

6回途中4失点で「今季最も非効率的」と書かれてしまうことは、ダルビッシュが如何に今季も支配的なパフォーマンスを継続させているかを逆説的に伝えているとも取れるが、それにしても恐るべし「マイル・ハイ」、である(クアーズフィールドの標高は約1マイル=約1,600メートル)。

J SPORTS編集部

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