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野球 コラム 2021年6月14日

【横浜好き】鬼門の交流戦、3週目は負け越しもセ・リーグ5位に浮上。「週刊ベイスターズいいとこどり」6月8日~13日号

野球好きコラム by 大久保泰伸
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左から桑原、関根、牧

2年ぶりに行われた交流戦のラスト2カード。初優勝の夢は叶わなかったが、最後に思わぬ“ご褒美”もあった1週間。能天気だの何だの言われようとも、ブレずにいいところを探していきましょう。

通算の対戦成績は26勝32敗1分、交流戦でもリーグ戦でもBクラスの埼玉西武相手の3連戦は、淡い夢が打ち砕かれた結果に終わった。

ピープルズが山賊打線の勢いに呑まれた初戦は、オースティンが先制打を含む3安打猛打賞、脅威の得点圏打率を誇る大和も3安打1打点をマーク。牧秀悟も3安打で、1959年の桑田武氏以来の球団新人タイ記録となる今季7度目の猛打賞となった。

佐野恵太が安打と二塁打でマルチ安打、桑原将志もタイムリーを放った。途中出場の関根大気が5月21日以来、同じく田中俊太は4月28日以来となる安打を記録した。投手陣は3番手に登板した国吉佑樹から石田健大三上朋也が1イニングずつを無失点に抑えた。

両チーム10安打ずつの乱打線の末、引き分けとなった第2戦は、4回までに8得点と打線が爆発。宮崎敏郎が2打線連続タイムリーを含む3安打4打点。佐野が先制打となるタイムリー三塁打、オースティンがソロ本塁打、桑原もタイムリー安打で打点を記録。スタメン出場した細川成也が今季初安打をマークした。

先発の中川虎大から軒並み失点を許した投手陣では、8回を山崎康晃、9回は三嶋一輝が無失点。守備では勝ちのなくなった9回裏、桑原が栗山巧の左中間への打球をダイビングキャッチして試合終了となった。

交流戦初のカード負け越しが決まり、4位転落となった第3戦はソトが先制タイムリーを含む2安打1打点、牧が2ラン本塁打など2安打2打点。リードオフマンの桑原はマルチ安打、2番に定着した伊藤光は安打と2つの四球で5打席中3打席に出塁した。

投手陣は2番手で登板した国吉が2死満塁のピンチを凌いだが、次の回に失点して2回1/3を1失点。以降の三上朋也、石田、そして4月24日以来の一軍登板となったが1イニングずつを無失点に抑えた。

通算成績は24勝34敗1分。交流戦優勝の可能性をわずかに残しての日本ハムとの3連戦は、初戦に先発した濱口遥大が散発4安打の快投で自身3度目、2年ぶりとなる完封勝利をマークした。

打撃陣では、2試合ぶりにスタメン復帰したオースティンが先制の2ラン本塁打を放って史上4人目、球団では初となる交流戦までに11球団からの本塁打を達成。佐野が2打席連続の犠牲フライで貴重な追加点となる2打点。桑原が3安打猛打賞、宮崎、ソト、牧、スタメン出場の楠本泰史もマルチ安打を記録した。

追い上げも及ばず惜敗で初の交流戦優勝が消滅した第2戦は、宮崎がタイムリーを含む2安打1打点。大和が2死満塁からさすがの勝負強さでタイムリーを放ち、牧も渋い内野安打の間に1打点をマーク、ソトはマルチ安打を記録した。

投手陣は2番手に登板した砂田毅樹が1イニングを無失点。2死1、2塁のピンチで登板した石田が9球粘られた近藤健介を三振に打ち取り、エスコバー、山崎は1イニングずつをパーフェクトに抑えた。

今季の交流戦締めくくりの試合となった第3戦は、先発した今永昇太が7回1失点の好投で待望の今季初勝利。8回に登板して1イニングを無失点に抑えたエスコバーは、先頭打者の西川遥輝の4球目にNPB左腕最速となる163キロをマークした。9回を抑えた三嶋が今季11セーブ目を挙げた。

野手陣では、1番の桑原が第1打席から3打席連続安打でチャンスメーク。すっかり3番に定着した佐野が先制タイムリーと相手失策を誘って2得点に絡んだ、2番の伊藤光はタイムリーを含む2安打1打点、今季初の4番に入ったソトも貴重な追加点となるタイムリーを放った。

最終成績は18試合、9勝6敗3分で3位。鬼門と言われた交流戦だが、10勝7敗1分で4位に終わった2019年に続いての好成績は、チームにとっても大きな自信になりそうだ。

そしてもうひとつ、13日終了時点のセ・リーグ順位でベイスターズは5位となり、今季初の最下位脱出を果たした。最下位に転落した広島とのゲーム差は-1、…ん?、マイナスって何だと思ったら、セ・リーグのルールでは、同勝率の場合は勝利数が多い方が上位になる、ということらしい。

今季初となる5位浮上。何はともあれ、鬼門の交流戦で巻き返しという当初の目論見が、まずはひとつ形になった。この巻き返しの原動力となったのは、何と言っても交流戦12球団トップタイのチーム本塁打24本、同2位の91得点を叩き出した打線に尽きる。

リーグ戦でもこの調子を維持できれば、更なる上位進出、クライマックスシリーズ出場と、何だってできそうな気がする。大事なのは1つだけ。シーズンが終わった時に、笑顔でいられるかどうか、それだけだ。

◆先週のベイスターズ

・ 8日(火)● 3-8 埼玉西武ライオンズ
・ 9日(水)△ 8-8 埼玉西武ライオンズ
・10日(木)● 3-5 埼玉西武ライオンズ
・11日(金)◯ 4-0 北海道日本ハム
・12日(土)● 3-4 北海道日本ハム
・13日(日)◯ 4-1 北海道日本ハム

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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