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菊池、キャリアハイの11奪三振を奪う
マリナーズの菊池雄星は現地5月11日(日本時間12日)、敵地ドジャースタジアムでのドジャース戦で先発登板し、自身のMLBキャリアハイとなる11奪三振を奪うなど、6回1/3を投げ6安打3失点と、3試合連続となるクオリティスタートを達成。
相手主力投手であるウォーカー・ビューラーとの投げ合いで存在感を見せ、勝ち投手の権利を持って降板するも、ブルペンが持ち堪えられず、試合はマリナーズが4-6で敗れた。
現地メディアは軒並みこの試合で先発した菊池を高く評価しており、『MLB.com』は同日付で掲載した試合の速報記事の中で、「このドジャース戦はユウセイ・キクチにとって、キャリア有数の夜となった」とし、「彼はこの試合でキャリア通算200奪三振を記録すると共に、キャリアハイを更新する11奪三振を記録した」と伝えた。
一方、地元紙『シアトルタイムズ』は、同日付で電子版に「マリナーズがリードを守り切ることに失敗し、ユウセイ・キクチのソリッドな登板を無駄にしてドジャースに敗戦」と題した記事を掲載。
マリナーズ投手陣のパフォーマンスについて、「セットアッパーのアンソニー・マイセビッチとラファエル・モンテーロは与えられたリードを守り切ることができず、合わせて5点を許し、先発したユウセイ・キクチの力強い登板を浪費した」と伝えた。
そしてこの日、日本人左腕が7回途中1失点、一死1・2塁の場面で降板したことから、「キクチは最終的な数字が示すよりも断然よい内容の先発登板をマリナーズにもたらした」と評価した。
また、アメリカの『ヤフースポーツ』は同日付で掲載した記事の中で、「キクチはウォーカー・ビューラーに投げ勝った」と評価。
記事によると、試合後、マリナーズのスコット・サービス監督は菊池について、「彼はとにかく、シーズンが進むにつれ、どんどん良くなり続けている。残念ながら、我々はリードを封じ込めることができなかった。十分な点差がついたと思ったのだが、明らかに今夜のユウセイはもっと良い結果に値した」と述べたとのこと。
今季2勝目こそ逃しはしたが、背番号18が指揮官の信頼に応え続けているのは、チームにとっても本人にとっても光明と言えるだろう。
J SPORTS 編集部
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