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野球 コラム 2021年3月8日

ダルビッシュ有、貫禄の初登板。地元紙は「予測が不可能」と絶賛

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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初登板は2回を4奪三振

サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有は現地7日(日本時間8日)に開催されたカクタスリーグ(アリゾナ開催のオープン戦)のロイヤルズ戦で、この春初めてマウンドに上がると、2回を投げて1安打無失点4奪三振と、昨季サイヤング賞投票2位の貫禄を見せつけた。

『MLB.com』でパドレスを担当するAJ・カッサベル記者は、同日付で投稿したダルビッシュの初登板を伝える記事の中で、右腕の持っている球種の豊富さ故に、95~96マイル(153~154キロ)で投じられるフォーシームの威力が増すことについて触れた。

その上で、「パドレスとしての今春のデビューで、ダルビッシュの空振りを奪う電撃的な速球は遺憾無くその威力を発揮した」とし、「(4奪三振のうち)2三振はフォーシームで奪ったものだった」とレポートした。

さらに記事では、「僕と対戦する多くの打者は、変化球を待っているので、速球が活きるのかもしれません」と述べたダルビッシュ本人のコメントを引用した上で、「これはダルビッシュの投球スタイルを一言で言い表している」とし、「パドレスファンで、彼が12月の移籍でサンディエゴへやって来るまで彼のことを見たことのない人は、今こそこのとても独特な投球スタイルに慣れるときだ」と伝えた。

一方、地元紙『サンディエゴ・ユニオントリビューン』は、ダルビッシュがパドレスのユニフォームで初登板したのを受け、電子版に「予測不能なユウ・ダルビッシュがパドレスとしてのデビューでロイヤルズをやり込める」と題したコラムを掲載。

その冒頭で、「ユウ・ダルビッシュとの対戦をとても難しくしているのは、彼が投球ホルスターに11種類のオプションを持っているからではない」とし、「それは彼の速球が96(マイル)に達するからでもなく、彼の長くてゆっくりした足の蹴り上げが打者のタイミングを惑わすからでもない」とした。

その上で、「それは、次に何が来るかについての不確定性と不確実性にある」と結論付け、「人呼んで、ユウ・ダルビッシュの素晴らしき未知性、である」と、ダルビッシュの投球スタイルの秀でた点を要約した。

記事によると、パドレスを率いるジェイス・ティングラー監督は、かつてレンジャーズで時間を共にしたダルビッシュについて、「見れば見るほど、長年彼が得て来た評価の高さを認識することになる」。

「とにかく彼は、ボールで何ができるかについて突き詰め、常に自分のゲームを磨き続けているんだ。常に学び続け、とにかく実験するのが彼のネイチャーなんだ。彼は常に新たな握り方を模索している」と評価したとのこと。

そして最後に、この日威力を発揮したフォーシームについて、同監督の「彼はそれを決め球に使う日もあれば、カウントで先行するために使う日もあるんだ。彼は高い柔軟性を持っており、対戦する上でゲームプランを立てるのが難しい」。

「彼は毎度毎度、違うことをするんだ。私は彼が進化しながら、予測性をかなり排除してくるのを見て来た」というコメントを引用した上で、記事は次の一文で締め括られている。

「この男について唯一予測可能なことは、予測が不可能だと言うことだ」。

J SPORTS編集部

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