【広島好き】ザ・ギース尾関の「キャンプでの達川さんの心に残る解説」

広島好きコラム

みなさん、こんにちは。長野さんの丸メガネサングラスにおしゃれを超越したものを感じてしまうザ・ギース尾関です。

さて、春季キャンプも第5クールとなりました。キャンプが始まってもう1ヶ月経つという時の流れの速さに愕然とします（余談ですが、キャンプの「クール」とはフランス語の「流れ」という言葉から来ているそうですね）。

我々ファンがこんな気持ちなのですから、選手の皆様は「気づいたらキャンプインしてて、ふと我に帰ったらシーズン開幕してた」くらいの感覚なのでしょう。

今年のキャンプ中継を、J SPORTS さんで見ていると、特に若手選手は毎日があっという間に過ぎ、時間がいくらあっても足りないのだろうと思ってしまいます。

そんな若手の奮闘を楽しめるキャンプ中継ですが、OBの皆様の解説もとても楽しいですね。笘篠さんの熱い愛情あふれる解説、金石さんの心地よい声の優しい解説、そして、達川さんの総合エンターテイメント解説とさまざまなジャンルの解説を堪能できます。

特に達川さんのエンタメ解説は選手の情報だけでなく、他球団の情報、ダジャレ、モノマネと止まることを知りません。僕もお仕事を何度かご一緒させていただいたことがありますが、達川さんのお話はおもしろさの裏に人生の教訓があり、ある意味えらいお坊さんのお話を聞いているようでもありました。

というわけで、今日はここまでの達川さんの心に残る解説をみなさんにご紹介します。

「キャンプ中に1番ケガが多い曜日はね、月曜日なんです」

休日前の練習でみんな張り切ってアピールをするため、休み明けは気が緩んでしまいがちなのだとか。我々が考えたこともない貴重な情報です。自分の仕事にも当てはまりそうですね。

「まさに小さな変化で大きな仕事ですね」

ピッチャーの変化球は大きく曲がるより、手元で1センチ曲がった方が嫌なものだ、ということを述べた達川さん。こんな言葉があるんだ！と思った直後「この言葉、私が作ったんですけど」との言葉に、視聴者は度肝を抜かれました。

「栗林は風車の弥七にように捕るね。矢をボールに変えてね、矢のような投球をして欲しいですよね」

栗林選手が俳優中谷一郎さんに似てるという発言からの、流れるような「矢」を絡めた激励。反応速度が凄まじいですね。

「この鳥はなんですかね。矢崎という鳥ですかね」

矢崎選手の映像直後に映った沖縄の鳥を見て発した言葉。深い意味は無くカメラが捉えた鳥だったのですが、「意味のない鳥を映すはずがない」と即「矢崎鳥」としてコメントした達川さん。恐ろしいほどの頭の回転です。

「具志堅の親族一同は全て「用」がつくらしいですよ」

沖縄のテレビを見ていたら、具志堅用高さんがよく出ると達川さん。昔よくカープのキャンプに来ていたそうで、山本浩二さんとも仲が良かったとか。そんな具志堅さんから聞いた、具志堅豆知識に具志堅ファンは歓喜しました。

「長野の中では私がお好み焼き屋やってると思ってるらしいですよ」

長野さんと話したとき、「広島でお好み焼きはどこが美味しいのかねえ」と他愛もない話をした達川さん。まさかの長野さんが「達川さんのお店が1番美味しいです」と答えたそうです。これを機にお好み焼き屋さんを始めようかなと笑う達川さんに優しさを感じました。

「コマーシャルの後、また雑学行きます！」

コマーシャル後のことも考えて視聴者を離さない達川さん。最高のCMまたぎですね。

まだまだご紹介したい達川さんの言葉はたくさんあるのですが、今日はここまで。中継中の言葉を全部文字起こしして本にしたらいいのにとすら思ってしまいます。

というわけで、まだまだ続くキャンプ。これからもOBのみなさまの楽しい解説も楽しみですね！

文：ザ・ギース尾関高文