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野球 コラム 2021年1月31日

【楽天好き】「一魂(いっこん)日本一の東北へ」、沖縄キャンプのみどころ

野球好きコラム by 松山 ようこ
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「一魂(いっこん)日本一の東北へ」

2月1日、春季キャンプがスタートする。今年は新型コロナウイルスが流行するなか、緊急事態宣言下ということで、いつもの離島・久米島ではなく沖縄本島にて。感染対策を徹底し、無観客となったが、J SPORTSではキャンプ放送を大幅に拡大。現地に行けないファンのため、22日まで約1カ月間に渡って、キャンプを生中継する。

また、沖縄本島を拠点にしていることもあり、他球団との練習試合も早くから見られる。2月13日(土)と18日(木)は千葉ロッテと、20日(土)は北海道日本ハムと対戦する。

今季も連日のように、主力選手や監督の生インタビューをお届けする。恒例「ブルペンカメラ」も据え付けているので、選手たちの投球を臨場感たっぷりに見られる。すでにキャンプ前から仕上がりも上々と、SNSでも話題になっているのが、注目のドラフト1位左腕の早川隆久(早稲田大学)。「身体の状態もいい」と順調そうだ。

実況は、長年に渡って楽天を担当しているベテランの中田浩光アナ。解説も楽天中継でお馴染みの「ギャオス」さんこと、内藤尚行氏に、高橋雅裕氏、川崎憲次郎氏らが務める。生インタビューでは毎回ここぞのツッコんだ質問を投げては、監督や選手の知られざる一面を引き出してくれるので、今年も楽しみにしたい。

◆「ヒーロー」田中将大の復帰

昨季はコロナ禍で鬱々とした世相のなか、55勝57敗8分(勝率.491)と順位も4位に終わった楽天。新加入の涌井秀章、鈴木大地、牧田和久、ステフェン・ロメロ(今季からオリックスに復帰)など、石井一久GMの手腕によって補強された実力者がチームを牽引。

開幕当初こそ、スタートダッシュに成功したものの、先発投手陣の調子が整わないことから、中継ぎ以降にも負担がかかって、じわじわと後退。必然的に逆転負けも増え、疲労と重圧で悪循環に陥っていった。

結果、責任を担う形で石井GMが兼任で新監督に就任した。心機一転、新しい船出とはいえ、2年連続での監督交代劇だったこともあり、不安が今ひとつ拭えないまま新シーズンを迎えようとしていたファンは少なくない。

8年ぶりに楽天に帰還

だが、そんなマイナスな感情を一気に払いのける“大型補強”の知らせがキャンプ直前に舞い込んだ。1月28日、日本中が「久しぶりの明るいニュース」「希望しかない」と湧いた、ご存じ田中将大の楽天復帰だ。

仙台が生んだ唯一無二のスーパースターは、ヤンキースとの7年契約を満了し、8年ぶりに日本球界に復帰。日本球界最高年俸(推定年俸9億円プラス出来高)の2年契約が結ばれたという。

◆スローガンは「一魂(いっこん)日本一の東北へ」

今季のスローガンは、「一魂(いっこん)日本一の東北へ」。毎年、チームが優勝を目指すことは変わらないことだが、田中の加入によって一気に現実味とともに勢いが増した。

スローガンは、宮城県の若手書道家である相馬美希さんの見るものを揺さぶるような「魂」という文字に、石井新監督による力強い「一」が貫かれている。あえて力強い『一』と『魂』の言葉を重ねることにより、『心ひとつに』という意志を強調したという。

相馬さんは自身のインスタグラムで、「雄々しく、力強く、最後の最後まで 粘り強くプレーするような姿を思い描きながら、筆を執りました」と綴っている。

楽天は「チームも選手もファンも、一丸となり1試合、1プレー、1球に魂を込めて闘う。『日本一の東北へ』、全員で一心不乱に挑む。その闘志漲る想いを『一魂(いっこん)』というスローガンに込めました」としている。

東日本大震災から10年という節目の年に、私たちは新型コロナウイルスと立ち向かう状況下にある。手を携え、立ち向かうことを誓うスローガンは、さらにチームへの思いを高める。

沖縄での春季キャンプ参加メンバーと1軍・2軍メンバーは下記のとおり。数字は背番号。

◆一軍メンバー[金武町ベースボールスタジアム]

【投手(24人)】
1松井裕樹、11岸孝之、13森原康平、14則本昂大、16涌井秀章、21早川隆久、22牧田和久、28酒居知史、29高田孝一、30池田隆英、32ブセニッツ、39引地秀一郎、40内間拓馬、41釜田佳直、47藤井聖、52津留崎大成、53高田萌生、57瀧中瞭太、58辛島航、59菅原秀、62西口直人、68寺岡寛治、72池田駿、150渡邊佑樹

【捕手(4人)】
2太田光、55田中貴也、67下妻貴寛、70石原彪

【内野手(8人)】
0小深田大翔、3浅村栄斗、5茂木栄五郎、7鈴木大地、24黒川史陽、33銀次、48渡邊佳明、66村林一輝

【外野手(6人)】
8辰己涼介、25田中和基、35島内宏明、50武藤敦貴、51小郷裕哉、54和田恋

◆二軍メンバー[具志川野球場]

【投手(18人)】
17塩見貴洋、19藤平尚真、20安樂智大、23弓削隼人、31福井優也、43宋家豪、49福森耀真、56鈴木翔天、60石橋良太、61佐藤智輝、64福山博之、69内星龍、016森雄大、017王彦程、135清宮虎多朗、136則本佳樹、138小峯新陸、152石田駿

【捕手(4人)】
44足立祐一、65堀内謙伍、78水上桂、137江川侑斗

【内野手(7人)】
6藤田一也、34山崎剛、36内田靖人、63入江大樹、008吉持亮汰、140山崎真彰、141澤野聖悠

【外野手(4人)】
4オコエ瑠偉、27岡島豪郎、38岩見雅紀、46下水流昂

※石井監督の背番号は99
※18田中将大の合流は2月中旬ごろ、「オープン戦の前には」とのこと。
※32ブセニッツ、43宋家豪、017王彦程は2/6より合流予定
※9ブランドン・ディクソン、12ルスネイ・カスティーヨ、71アダム・コンリーの来日は未定

文/写真:松山ようこ

松山ようこ

松山 ようこ

フリーランス翻訳者・ライター。スポーツやエンターテイメント関連コンテンツの字幕翻訳をはじめ、Webコンテンツ、関連ニュース、企業資料などの翻訳や制作を請け負う。J SPORTSでは、主にMLBや侍ジャパンのほか、2015シーズンより楽天イーグルスを取材し、コラムやインタビュー記事を担当。野球の他にも、幅広くスポーツ選手はじめ著名人を取材。Twitter @yokobooboo

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