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野球 コラム 2020年10月3日

ダルビッシュ有、圧倒的な投球を続けた1年の幕が下りる

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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援護なくワイルドカードシリーズで敗退

シカゴ・カブスのダルビッシュ有は現地2日(日本時間3日)、本拠地リグレー・フィールドで開催されたマーリンズとのワイルドカードシリーズ第2戦で先発マウンドに上がり、6回2/3を投げ5安打2失点6奪三振と好投。

しかし、打線の援護に乏しくリードを許した状況で降板すると、その後もカブス打線は沈黙し、敗戦投手となった。ここ数シーズンにわたり、ポストシーズンの貧打に悩まされてきたカブスは、今季もその課題を克服できず、若いマーリンズ相手にシリーズ2連敗でプレーオフ敗退が決定した。

『MLB.com』は同日付で掲載した試合の速報記事のなかで、「ナ・リーグのサイヤング賞に値するシーズンを送ったユウ・ダルビッシュは自分の役割を果たした」とし、さらに「カブスの先発投手は7回途中まで、マーリンズ打線を数多くの球種で狼狽させるも、ダルビッシュに援護がやって来ることはなかった」と、エースの孤軍奮闘ぶりを伝えた。

一方、地元紙『シカゴ・サンタイム』は同日付で電子版に「ダルビッシュは称賛されるべき。それはユウの努力の賜物」と題した記事を掲載。チームが絶体絶命の状況で披露した好投が報われなかったダルビッシュについて伝えた。

その記事の冒頭で、「カブスの右腕、ユウ・ダルビッシュは壇上で拍手に応えてお辞儀をするときが来た」と前置きした上で、「いや、ナショナル・リーグのサイヤング賞受賞投手はまだ数週間先まで発表されないが、ダルビッシュが2020年に達成したことは、見逃されるべきではない」とした。

さらには、今季出色のパフォーマンスを見せたエースについてのデビッド・ロス監督による「彼は今年、我々に多くの無失点イニングをもたらしてくれた。ユウについては、言い尽くせない。何て驚異的な年だったのだろ」。

「彼は我々をポストシーズンのこの場所に連れて来てくれた。彼と(同僚で右腕の)カイル(ヘンドリックス)は目を見張るシーズンを送った。彼の監督として、毎日彼のことを見るのは楽しかった。彼は真のプロフェッショナルであり、彼のこの1年を誇りに思う」とのコメントを伝えている。

また、同記事によると、第3戦は今季限りでの退団が濃厚と見込まれているベテランのジョン・レスターが先発する予定だったことから、ダルビッシュは試合後、「とても悲しい。今日の僕の焦点は、もう一度、レスターがリグレー・フィールドで投げられるようにすることだった。それが僕の今日のゴールだったけれど、果たすことができなかった」と、心中を明かしたとのこと。

過去に例を見ない特異なシーズンを通じ、無観客のボールパークで、その圧倒的かつ支配的な投球により称賛を浴び続けてきた右腕の1年が幕を下ろした。

J SPORTS編集部

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