【広島好き】ゴッホ向井ブルーの「上本崇司、涙のサヨナラ。奥様、愛する娘と交わした言葉」

こんにちは。暑い夏も終わり、もう9月も終わる。みなさま、どうお過ごしでしょうか？

僕は暇さえあれば8月28日、上本崇司選手のサヨナラヒットのシーンを何度も見ています。涙のサヨナラヒット。泣けました。

この試合、スタメン起用も3打数ノーヒット、そして守備でのミスもありました。過去に上本選手が口にしていた言葉は、

「自分、切り替えるのがヘタクソなんです」

ミスを取り返すため、試合を決めるためにも、かなりのプレッシャーがのしかかった打席だったと思います。

"パチーーーン"

上本選手が思いっきりバットを振り抜いた、
打球は外野に飛ぶ、飛んだ打球は、外野の守備の頭上をこえた、次の瞬間にはもう上本選手はチームメイトに揉みくちゃにされていました。そして、輪の中で泣いていました。

プロ8年目、初めてのサヨナラヒットでした。

「本当に！本当に！本当に！最高の夜になりました！！私もサヨナラが決まった瞬間、飛び跳ねて、飛び跳ねて泣いて喜びました。」

そう語ってくれたのは上本選手の奥様、上本衣美さんです。

ちなみに、上本衣美さんは現在旧姓の「中原衣美」で広島でタレント活動中です。よくお仕事でご一緒しますが、周りからとても愛されるキャラクターで、よくいじられて面白いし、リアクションはほぼコメディアンです。

そして、今回はあの日の夜の話を、奥様に聞かせていただきました。

中原さん「主人が帰ってきたのはナイター終わりで結構遅かったんですが、4歳の娘も次の日が休みだったので、頑張って起きて待っていました」。

ゴッホ「上本選手が家に帰ってきてからの第一声はどんな言葉でしたか？」

中原さん「第一声ではないんですが、主人の誕生日が少し前だったので余っていたクラッカーを玄関に入ってきた瞬間に私と娘で鳴らして、おめでとー！と伝えました。そのときは驚いて嬉しそうな表情を見せてくれましたよ。すぐに大好きな娘をギューっと抱きしめていました。私もそれを見て両手を広げて待っていたんですが、なぜか来なかったです（笑）」

ゴッホ「上本さん照れ屋ですからね（笑）」

中原さん「照れてたからなんですかねー？（笑）」

ゴッホ「上本選手から家では9:1で、9割奥さんが喋ってますって聞きました、ほんとですか？」

中原さん「はい、私ばっか喋ってます(笑)」

ゴッホ「ちなみにそのあと上本選手との家での会話はどんな話を？」

中原さん「家ではいつも全く野球の話をしないんですよー！なんか家庭で野球の話は嫌みたいで」

ゴッホ「あー確かに僕も家では仕事の話、嫌かもです！じゃあ、そのあとは普通にゆっくり休んで寝た感じですか？」

中原さん「あ！そういえば娘がテレビで泣いてるお父さんを見て不思議だったのか「お父さんなんで泣いてたの？」って質問していました！」

ゴッホ「それにはなんて答えてましたか？」

中原さん「「あれはね、目に土が入っちゃったんだよ」って、娘も初めてお父さんが泣く姿を見たので驚いたんだと思います…」

いかがだったでしょうか？可愛いすぎる娘さんと上本パパ、そして奥様とのちょうど良い距離感（笑）。家庭での上本選手らしさ、を感じられました。

広島生まれで広島の名門校で野球を学び、その後、大学から地元広島のカープへ入団。プロ8年目の今シーズンに向けての意気込みを聞かせていただいたときに、上本選手はこう答えてくれました。

「もう残された現役生活は長くないので、最後に、なんというか……下剋上ですね。ひと暴れ、いや、ふた暴れしたいですね。やるしかないです。」

あの日の涙が、これまでのプロ野球人生と真っすぐに努力をしてきた時間を語っていたかのような気がします。

ここからまだまだ、上本崇司の大暴れ、みんなで期待しましょう！

文：ゴッホ向井ブルー