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対左バッターに好成績
シカゴ・カブスのダルビッシュ有は、今季メジャー前半戦で最も大きなインパクトを残した選手の1人であると断定しても、恐らくそんなに多くの反対意見は出ないだろう。
昨季後半に見せた圧倒的なパフォーマンスを今季前半もそっくりそのまま再現させた右腕は、目下6連勝とマウンドに上がるごとに、支配的な投球でチームを勝利に導いている。
そんな中、地元紙『シカゴ・トレビューン』は現地31日付で電子版に掲載した、レッズとのシリーズを振り返る記事の中で、同シリーズの重要な論点の1つとして、ダルビッシュの左打者に対する成績をピックアップした。
記事では「ユウ・ダルビッシュは左打者のパワーを封じている」と見出しをつけ、その中で「今季ダルビッシュは左打者に対し、96打席で打率.208と、そのダメージを限定しており、左打者に許した長打は4本のみであり、長打率も.281に抑えている」。
その上で、「昨季、左打者が彼を相手に打率.243、長打率.465としたことを考えると、これはドラマチックな改善である」とした。
さらに記事では、「昨季ダルビッシュが左打者に許した25本の長打のうち、19本が本塁打だった」と前置きした上で、「今季、彼が左打者に許した本塁打は、8月13日にミルウォーキー・ブルワーズのジャスティン・スモークが打った1本のみである」と、左打者に対する被本塁打も劇的に減少したことについて触れた。
一方、シカゴ・カブス情報サイトの『ブリーチャー・ネーション』は現地30日付で「余りに良過ぎるユウ・ダルビッシュ、昨日の試合は今季ワースト3番目だった」と題した記事を掲載。
その冒頭で「ユウ・ダルビッシュは単なるナ・リーグのサイヤング賞候補の1人ではなく、彼はほぼ間違いなくその最有力候補だ」と右腕に対する大きな期待を滲ませた。
記事では、「2020年に先発登板が予定されている12試合のうち半分以上を消化した現時点で、ダルビッシュは奪三振率30.8%、与四球率4.7%、対戦打者の打率を.220、防御率1.47、そして18 fWARとしているが、これは各カテゴリーでトップ(あるいはトップタイ)の成績」。
「例外として球速のスタッツのみリーダーではないが、それでもメジャーでトップ25、そしてナ・リーグでトップ15に入っている」と、今季これまでの右腕の成績を数字で振り返った。
そして登板した直近のレッズ戦については、「6回7安打無失点、8三振2四球としたダルビッシュによる直近の先発は、実のところ数字上は今季これまでで彼による3番目に悪い出来だった」とした上で、「それ自体、爆笑モノなのだが、それだけ彼は支配的ということなのである」とまとめた。
日本人選手初のサイヤング賞獲得へ、ダルビッシュがひた走っている。
J SPORTS 編集部
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