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8回まで無安打ピッチング
今季好調を維持するツインズの前田健太は、先発登板した日本時間19日のブルワーズ戦でも、彼が素晴らしい投手であることを証明して見せた。
本拠地でのシリーズ初戦に先発した前田は、8回終了までノーヒットピッチングを披露すると、9回に安打を許し、勝ち投手の権利を得て降板するも、その後、チームはシードを守り切れず、試合は延長戦へ突入。試合はツインズが4-3でサヨナラ勝ちを収めるも、破格の快投を見せた前田の今季4勝目はお預けとなった。
これについて、『MLB.com』でツインズを担当するパク・ドヒョン記者は、同日付で「マエダのノーノー逃しが興奮のサヨナラ試合に先んじる」と題した記事を投稿し、その冒頭で次のように伝えた。
先ず記事では、「ケンタ・マエダは既に彼のメジャーリーグのキャリアで最多投球数を投げ、今季はMLBでどの投手よりも多くの投球数を投げるなど、9回のマウンドに上がる随分前に、自らをミネソタ・ツインズの記録本に記していた」。
と、今季からミネソタにやってきた右腕のここまでの働き振りについて触れた上で、「それは十分ではなかった。彼の目はメジャーリーグの記録本にも向けられていたのだ」とし、「無観客のターゲット・フィールドの照明の下、マエダは2倍分の歴史にふさわしい支配的な投球を見せた」と前田のこの日のパフォーマンスを称えた。
「しかし、彼がそれを得ることはなく、エリック・ソガードの弱々しいライナーはホルヘ・ポランコのグラブをわずかに越え、センター前に無事バウンドしたことで、彼のノーヒットノーランへの挑戦は残り3アウトで水泡に帰したのである」と、悔やまれる瞬間を振り返った。
さらに記事では、「ツインズのダグアウト全体、そして空席の球場に点在する球団職員たちは、長い時をかけてフィールドを後にする彼に惜しみない拍手を送った」と前田がマウンドを去る場面を回想。
「ノーヒットノーランは消え、彼はツインズ球団記録の8者連続三振、そして今季最も支配的な登板という結果に甘んじなければならず、しかもブルワーズが盛り返したことで彼は勝利すら得られず、結局12回まで及んだ試合はツインズが4-3でものにした」と、勝ち星がつかなかった右腕の奮闘を同情的に伝えた。
大記録達成を逃したとはいえ、前田がア・リーグ中地区で首位を快走するチームの大きな原動力といっている事実に変わりはない。
J SPORTS 編集部
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