【広島好き】ゴッホ向井ブルーの「遠藤淳志と山口翔と、そして謎の人形」

8月2日、四死球「0」という見事なピッチングで、プロ初完投勝利をあげた21歳の若き投手がいた。広島東洋カープ、遠藤淳志、背番号66。

すらっとした体格で、長い腕を柔らかく使ったフォームは見ていて惚れぼれするほど美しい。

どうも、ゴッホです！あるテレビ番組が大好きすぎて影響されて、ちょっと雰囲気ある文章でスタートしました。すみません。今日は未来が楽しみすぎる若き2人の投手について書きます。ぜひ、お付き合いください。

遠藤投手の話に戻ります。

高卒3年目、まだ21歳という若さで一軍の先発ローテを奪取した姿を見てカープファンから様々な声が上がった。

「遠藤くん！ありがとう！！！」
「ヒーローインタビューのときマイクを両手で持つの可愛すぎる
「おい、東京ドーム！マイクをスタンドにしたら、遠藤くんのハンドマイクを両手で持つやつ見れんやんか！！」

遠藤投手の活躍には我々ファン以上に、プロ1年目、ファームからずっと見守ってきた佐々岡監督が嬉しかっただろう。昨年、リリーフからのプロ初勝利は経験したが、本人が目指し、こだわるところは常に『先発』だった。

今年のキャンプからフォームを変えたり色々とチャレンジをしたが、結局しっくりこず、元のフォームに戻した。チャレンジしたことで、新しい事にも気づけただろうし、磨くべきポイントを知ることができたと思う。

結果、遠藤投手は見事に開幕ローテの座を掴んだ。今シーズン、3試合目で先発としてのプロ初勝利、そして6試合目には今季2勝目をプロ初完投というピッチングで見せてくれた。

さて、話は少し変わりまして、一軍のマウンドで投げる遠藤投手の姿を見て、軽い雑談をしたのを思い出しました。

ゴッホ「最近嬉しかったことあります？」

遠藤「え～なんだろ～、野球以外だと思いつかないですね」

ゴッホ「ちなみに何されたら嬉しいですか？」

遠藤「サプライズされたい」（即答）

ゴッホ「いいですね！」

遠藤「でも、サプライズ、1回もされたことないんですよ～」

ゴッホ「チームメイト同士でドッキリとか、イタズラならありそうですけどね（笑）」

遠藤「ドッキリとか好きだから誰かに仕掛けてみたい！」

ゴッホ「お！ちなみに狙ってる選手は？」

遠藤「山口です（笑）」

この時の遠藤投手の可愛さを思い出すだけで、ご飯何杯もいけます（皆さんも遠藤投手の可愛い笑顔を想像できたかな？）。

ちなみにこのとき名前が出た山口というのは、皆さんご存知、同い年で同期入団の「山口翔」投手です。

遠藤投手と山口投手、どちらかにライバルは誰かと聞いてもお互いの名前を出すほど仲良しで意識し合う存在です。

今では、よく名前を耳にするのは遠藤投手ですが、先に一軍のマウンドでプロ初勝利を手にしたのは山口投手でした。

昨シーズンの5月30日のヤクルト戦、プロ初先発初勝利という衝撃のデビューを飾り、今はファームで日々しっかりと力を蓄えています。

山口投手から遠藤投手への謎のプレゼント

昨シーズン、山口投手が一軍からファームに落ちる時、遠藤投手に「これ、俺だと思って側に置いといてよ」と言い渡した謎のプレゼントがあります。このう○こちゃんの可愛らしい人形です。

元々、山口投手が可愛いと一目惚れして買った人形でしたが、仲の良い遠藤投手に「俺の心配はしないで、また必ず上がってくるから、寂しくなったらこの人形を見て俺を思い出してよ」とメッセージを込めて渡したのでした。

遠藤投手はこの人形を何度かロッカーに置いて試合前に見たそうです。仲が良く、互いの向上心が高いからこそできる「競争」があります。

遠藤淳志と山口翔。2人にはいずれ広島カープで最多勝利のタイトルを争う良きライバル、そして「2人のエース」になってほしい。

文：ゴッホ向井ブルー