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野球 コラム 2020年8月3日

大谷翔平、球速が突然ダウン。右腕の違和感からMRI検査へ

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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一死も取れなかった前回登板からの盛り返しを期した大谷翔平による今季2度目の先発登板は、新たな不安を残す結果となった。

『MLB.com』でエンゼルスを担当するレット・ボリンガー記者が現地2日付で掲載した速報記事によると、この日、本拠地でのアストロズ戦にて、1回2/3で降板した大谷は右腕に違和感を訴え、病院でMRI検査を受けたとのこと。

記事によると検査結果が明らかになるのは、現地月曜(日本時間火曜)になる見通しとのことである。

この試合で50球を投げた大谷は、1回こそ速球が最速97.1マイル(約156キロ)に達するなど、マドン監督を「ずば抜けていた」と唸らせる出来で三者凡退に打ち取るも、異変は42球を投げた2回に突如として現れた。

現地紙『ロサンゼルス・タイムズ』は、同日付で電子版に掲載した記事に中で、2回に大谷が投じた速球の球速に着目。

異変について「スピードガンが物語っていた」とした上で、ジョージ・スプリンガーとの2巡目の対戦で大谷が3度投げた速球の球速がそれぞれ89.6マイル、89.1マイル、そして89.7マイルと、143~144キロまで落ち込んだとした。

これについて記事では、試合後の会見でマドン監督は「疲労だと思った」と述べたとした上で、「この状況はオオタニが先発した、ヒューストンでの2年前の9月の試合を思い起こさせる」とした。

「その試合でオオタニの速球は1回に99マイル(159キロ)に達するも、3回には90マイル台前半に落ち込んだのである」と、当時を振り返った上で、「その3日後、彼は手術を勧められた」と、トミー・ジョン手術の引き金になった試合を引き合いに出した。

記事は、「今回のMRI検査の結果は、彼が抱く(二刀流への)大志どおりのプレーができるかどうかを決定することになるかもしれない」という一文で結ばれているが、今は大谷の右腕に異常がないことを祈るばかりである。

J SPORTS編集部

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