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現地4日、ヤンキースタジアムで行われている夏季キャンプにて、実戦形式の打撃練習で田中将大の頭部に打球が直撃する戦慄のハプニングが発生。
しかし、『MLB.com』は同日付で掲載した記事のなかで、アクシデントの直後から「タナカは意識もしっかりしており、自力で歩けた」とし、さらに「病院にてCTスキャンを含む精密検査の結果、異常なしと診断された」とした上で、「治療を受け、病院を出た」と、右腕が事無きを得たことを伝えている。
記事によると、アーロン・ブーン監督は田中について脳しんとうの症状を見せていたとし、次のように述べたとのこと。
「最善を願っていた。マウンドへ行くと、彼はちゃんと動いていて、意識もしっかりしていたので、少なくとも、先ずは良かったと思った。安堵したけれど、いつだって数分後、数時間後のことは心配だ。ただ、吉報を得られたことは、良かったと思う」。
同記事によると、田中に打球を当ててしまったジャンカルロ・スタントンについてブーン監督は、「すぐにG(スタントン)も大丈夫かチェックした」と述べた。
また、「ちょっとしてから、(タナカは)大丈夫だとGに伝えることができた」とし、「Gについての話は必ずしもしたいわけではないが、彼はあれが起こり得ることだったとして、対処できているようだ」と、田中のチームメイトを気遣ったとのこと。
記事によると、このアクシデントが発生した際、田中は防護ネットを使用しておらず、ヤンキースはこの使用の有無を投手に委ねているとのことで、ブーン監督はこれについて、次のようにコメントしている。
「マサは要らなかったんだ。いつかは、あれを使わずにプレーしなければならないから。実戦形式の打撃練習や紅白戦で、あれを使う選手もいれば、使わない選手もいる。
もちろん、今日の出来事は非常に不運であり、我々は色々な方法で凶事が起こるのを防ごうとしている。残念ながら、つきまとうリスクもあるのだ」。
とにかく、大事に至らず何よりである。
J SPORTS 編集部
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