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MLBの2020年シーズン開幕が大幅に遅れたことにより、今季は大谷翔平が二刀流プレーヤーとしてシーズン開幕を迎えられることになったのは既報の通り。
昨季も指名打者としてシーズン後半まで出場していただけに、打者としてはすっかりメジャーに定着した感のある大谷だが、投手としてマウンドに上がるのは、2018年9月2日のアストロズ戦以来、約2年振りとかなり久しぶりのこととなる。
そこで、『MLB.com』では大谷の二刀流復活を前に、投手としての力量を再確認する記事を掲載した。
同サイトは現地1日付で掲載した『再確認:オオタニはMLB最高の投手の1人』と題した記事で、投手・大谷について「念のため、彼のマウンド上の様子を忘れた人に言っておくが、彼はいくつかベースボールで最高のモノを持っている」と評価。
その上で「我々が投手オオタニの復帰を待ち切れない理由は次の通りだ」とし、二刀流スターがマウンド上で持っている3つの武器を紹介している。
1:時速100マイルに達する速球
記事では「オオタニが2018年5月30日に記録した最速の101.1マイル(162.7キロ)は、今でもMLBの先発投手による過去2シーズンの最速タイ記録である」と、如何に大谷の速球が速いかを解説。
なお、記事によると大谷がメジャーデビューを飾った2018年以降、先発投手で球速101.0マイル以上を3回以上記録したのはMLB広しと言えど、大谷唯一人とのこと。
2:最も打てないスプリット
次に取り上げたのはスプリットであり、これについて記事では『彼のスプリットは恐らく野球で最も打てない投球』との小見出しをつけて、その威力の凄まじさを形容。
記事によると、デビューイヤーの大谷は、スプリットに対する打者の打率を.036としているのだが、これは(2018年以降)先発投手による単一の球種での最少打率であり、しかも2位にランクインしているタイラー・グラスノーのスライダーの.083を大きく引き離すダントツ1位の記録となっている。
また、大谷はスプリットによる空振り率を56.4%としているのだが、記事によると、2018年以降ではこれも先発投手による単一の球種での最高記録とのことである。
3:リーグ屈指の曲がるスライダー
最後に記事で取り上げた武器は、大谷のスライダーである。記事では大谷のスライダーについて、「彼のスライダーはグローブ側に水平方向へ大きく曲がる」。
さらに、「実のところ、オオタニのスライダーの水平方向の曲がり幅はMLB3位なのである」と、ここでもランキングを引き合いに、MLB屈指の武器であることを強調した。
以上を踏まえた上で、記事では「100マイルの速球、打てないスプリット、リーグ屈指の曲がり幅を持つスライダー、つまりはそれが投手・オオタニなのである」と右腕を要約。
『ショウ・タイム』の『フルバージョン』解禁まで1ヶ月を切ったわけだが、日本のファンも本場の記者も待ち切れない気持ちに変わりはないようだ。
J SPORTS 編集部
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