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野球 コラム 2020年4月10日

菊池雄星、平野佳寿が所属するマリナーズが献血イベントで本拠地を解放

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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シアトル・マリナーズは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、現在未使用となっている本拠地「Tモバイル・パーク」の有効活用に動き出したようだ。

『MLB.com』の伝えるところによると、球団は地域社会に貢献すべく、地元の献血団体と提携し、本拠地のスタジアムを献血イベントのため、4月中旬から5月上旬にかけて解放することにした模様である。

以下、同サイトでマリナーズを担当するグレッグ・ジョンズ記者が現地9日付で投稿した記事の抜粋である。

『COVID-19のパンデミックにより、現在Tモバイル・パークでは試合は開催されていないが、マリナーズは4月13日から5月2日にかけての3週間に渡り、ブラッドワークス・ノースウェストと協力して献血イベントを開催するため、スタジアムの門戸を開くことにした。

パンデミックの期間中に必要な血液の需要を満たすための今回の取り組みは、社会的距離のガイドラインを満たすため、1時間の事前予約により行われることになる。

献血は事前予約のみの対応となり、予約なしの飛び込み、同伴者、あるいは16歳以下の受付は不可となる。参加者も鞄を携帯して球場に入ることはできず、予約はブラッドワークスのウェブサイトにて受付け中となっている。

マリナーズは提供者に今後の試合の観戦チケット2枚を配布する。また、提供者となるファンには、チームカラーを着ての参加が呼びかけられている。

かつて捕手として活躍したマリナーズの殿堂入り選手であるダン・ウィルソンは、同プラグラムの宣伝を援助するべく、月曜の午前10時に先頭を切って献血をすることとなった。

「今は先例のない難しい時期となっているが、危機がやって来ると、我々のコミュニティはいつだって一致団結するんだ」とウィルソンは述べた』。

「血を提供するというのは、この国難に際する必要不可欠なニーズを満たす上で、我々にできる援助なんだ。妻のアニーと私は、微力ながら、この手助けできる機会を有り難く思っている。

手助けできる人は皆、Tモバイル・パーク、あるいは近場のブラッドワークス窓口で献血してくれればと私は願っている」。

今、スポーツは、自粛という受け身の行為だけではなく、アクティブな行動でも社会に貢献できるという好例であろう。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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