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野球 コラム 2020年3月29日

菊池雄星、平野佳寿、チーム考案の在宅トレーニングキットで練習中?

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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明確なシーズン開幕の時期が定まらないなか、中断しているメジャーリーグの選手にとって、この期間中にどれだけ身体をフィットした状態に保っておけるかが、プロアスリートとして最も重要な事項の1つであるのは、言うまでもない。

今季、菊池雄星と平野佳寿の活躍が期待されるマリナーズは、この懸案事項をクリアする一手として、投手たちのコンディションを保つ在宅トレーニングキットを考案した模様である。

以下、『MLB.com』が現地28日付で掲載した記事の抜粋である。

『マリナーズが2週間前にスプリング・トレーニングを切り上げた際、ジェリー・ディポトGMとフロントは、長期にわたる中断期間中に、選手たちのコンディションを維持するには、創造性と特殊性が必要とされることを認知していた。

では、ディポトの思う、これまでで最も独創性があり、効果的なアイディアは何なのだろうか?それはマウンドで投げられない投手たち用の「おもり」入りソックスである。

この手作り複合アイテムは、重い物体をソックスに入れ、内側をテープで固定し、その上でソックス全体を投球する手と腕にテープで取り付けることで完成し、このまま投球フォームを行えば一丁上がりとなる。

ディポトによると、これを行うことで、関節の緩みが維持でき、癒着を防止しつつ、指定の投球数を投げなくても腕をアクティブな状態に保てるとのこと。

「確かに、これにより来週火曜にいきなり120(フィート)が投げられる状態になるわけではないけれど、我々はやれるだけのことをやっているんだ」と、ディポトは『710 ESPNシアトル』のインタビューで述べた。

不確かな時期は画期的な対策を必要とするものであり、ディポトはこれまで時間を無駄にしたことなどないのである。

おもり入りソックスは、シアトルのフロントが全選手に対し、当然のことながら全員の安全と健康を最優先した上で、彼らの運動に対するアクセスを鑑みて考案した広範な実践の一部である。

選手がホームジムを所有している場合でも、“何も用具のない6畳間”しかない場合でも、シアトルの生体力学専門家とコーチたちは、全ての選手の状況に応じたプランを考えているとディポトは述べた。

「これは試練となっているが、この間、我々の仲間たちがどれだけ独創的になれるのかを見るのは、楽しいものにもなっているんだ」とディポトは述べた』。

目下、我々一般人の日常生活にも創造性は必要とされているご時世であるだけに、この話には教訓めいたものを感じる。何はともあれ、菊池や平野もこのおもり入りソックスを自宅で製作しているかも?と思うと、少しおかしい。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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