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野球 コラム 2020年3月13日

メジャー開幕延期による日本人所属球団への影響は?ア・リーグ編

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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3月26日に開幕が予定されていた2020年のメジャーリーグは、新型コロナウィルスの感染拡大により、少なくとも開幕が2週間延期されることが決定した。

また、感染予防のため、今後は現地木曜の午後4時(東部時間)付で全てのオープン戦が中止されることも決まった。

今回の決定を受け、『MLB.com』で各球団を担当する記者たちは今後のそれぞれの球団の見通しについて、次のように伝えている。

◆ロサンゼルス・エンジェルス(大谷翔平)

これは5月中旬までマウンドに復帰しないことが決まっていたショウヘイ・オオタニにとっては、二刀流選手としてプレーできる試合数が増えるので有利に働く。

右腕のグリフィン・カニングも肘の問題により戦列を離れていたが、彼もシーズン序盤で出場できない試合数が減ることになる。

◆シアトル・マリナーズ(菊池雄星、平野佳寿)

マリナーズは選手たちに、キャンプ地のピオリアに残り、引き続き球団施設で練習するよう伝えた。これらの練習は非公開となる。

状況はチームがカクタスリーグの前に練習していたスプリング・トレーニング最初の10日間と同様で、今は未定となっているシーズン開幕に備え、投手たちの調整に重点が置かれることとなる。

「肩と付き合うのは変なものでね。打者は調整が後ろ倒しとなっても、そこまで問題は生じないけれど、投手はいつでも準備を整えておかなければならいんだ」と、マリナーズの投手、ケンドール・グレーブマンは述べた。

◆ニューヨーク・ヤンキース(田中将大)

ブーン監督は「自分の知る限り、チームはフロリダ州タンパに残ることとなり、練習を継続することになる」と述べたが、彼らが他の球団と試合をすることはなくなった。

マーリンズ、そしてナショナルズとのエキシビション試合のため遠征した選手たちは、バスでスタインブレナー・フィールドの施設まで戻ることとなる。

「私の予想では、状況は流動的なままになると思う」とブーン監督。「MLB、そして状況に身を任せるしかない」。

◆タンパベイ・レイズ(筒香嘉智)

現時点でレイズが把握しているのは、彼らが金曜の東部時間午前10時にスプリング・トレーニングの施設にて会議を開き、次に進むべきステップを決めることである。会議終了後、選手たちはオフとなり、球団はコロナウィルスのパンデミックに関する更なる情報収集を行うこととなる。

今はこの病気の重度を認識し、ロジスティクス絡みの問題を解決することに焦点が当てられることになるが、レギュラーシーズンが延期されたことで、何人かの選手は体調万全で開幕を迎えられる機会を得ることになる。

ブレーク・スネルが開幕日に間に合うかどうかは不透明となっていたが、この延期により、先発投手は完全な状態で開幕に臨める可能性が出てきた。スネルは土曜の実践形式の練習で2回を投げる予定だったが、その練習自体、行われるかどうか不明となった。

◆トロント・ブルージェイズ(山口俊)

2020年シーズンの開幕延期により、開幕戦に間に合わない公算の高かった何人かの選手たちが、開幕に間に合う可能性が出てきた。リリーバーのラファエル・ドリスは3月5日に虫垂切除手術を受けたため、開幕より若干遅れて復帰することが見込まれていた。

左腕のライアン・ボルッキは春の早い段階で肘の違和感を訴えており、平坦なグラウンド上で軽めの投球練習に取り組んでいたが、彼は近い将来マウンドに復帰できる見込みとなっている。

◆ミネソタ・ツインズ(前田健太)

ツインズの選手たちは、リーグ事務局と各球団が次のステップに関する計画を策定することになるこれからの数日間は、フォートマイヤーズに残ることとなる。

ツインズは金曜をオフとし、球団は土曜の午前中に今後のことを決めるため、選手たちを再招集する。ツインズのマイナー傘下の選手たちも、センチュリーリンク・スポーツ複合施設にある球団の寮に留まることとなる。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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