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野球 コラム 2020年2月19日

秋山翔吾、打撃練習で指揮官にイチローを思い出させる

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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今季からレッズでメジャーに挑戦する秋山翔吾がアリゾナでつつがなくキャンプインを迎えたのは既報の通り。

『MLB.com』では現地18日付の記事で、そんな秋山が独自のアプローチでレッズのキャンプに新しい風を吹かせていると報じている。以下、くだんの記事の抜粋である。

「レッズの新外野手ショウゴ・アキヤマが火曜の打撃練習を行った際、この左打者の打った打球は何れもセンター方向、あるいはレフト方向へ飛んだ。ライト方向へ引っ張った打球は1つもなかったのである。

同じ組で打撃練習を行ったニック・カステヤノスと、アリスティデス・アキーノは、スイングの中で幾つかの打球を引っ張って柵越えの特大ホームランとしていた。

しかし、レッズ初の日本人選手であるアキヤマには、彼独自のアプローチがあった」。

「今日はコンタクトしようと心掛けていました」と、秋山は通訳のルーク・シノダを介して述べた。「レフト方向へ飛んだからといって、悪いとは思いません。今はこれを続けて行こうと思います」。

シンシナティにとって初の全体練習となったこの日は、日本から押し寄せた大勢のメディアが秋山の一挙手一投足をレンズに捉えた。かつて選手だったレッズのデビッド・ベル監督は、こういた類いの大騒ぎを過去に見たことがある。

ベルは2001年にイチロー・スズキが日本からやって来た時、マリナーズの一員だったのである。

「思い返してみると面白いものだよ」とベル。「ルー(ビネラ)が監督だった。彼と話したとき、ルーが“彼が引っ張るのを見てみたいものだ”と言い始めたのを覚えているよ。でも、イチローはボールを地面に叩き付けるのを続けたんだ。

彼には彼のプランとプロセスがあった。その記憶により、ショウゴも異国からやって来て、異なる文化が背景にあり、自身の準備を整える上で異なる技術を持っているのだということに気付けた。

だから、それを学ぶのを楽しみにしている。できれば、我々も彼が学べることを提供したいものだね。成功へと繋がる異なるルートをリスペクトしているんだ」。

ベルはイチローがメジャー1年目をスタートさせた際のチームメイトやメディアの興奮を思い返した。しかし、スーパースターはオープン戦では結果を残さなかった。

「彼にはシーズンに備える独自の調整法があって、それは我々が経験してきたこととは異なった、とても新しいものだった」とベルは述べた。

「スプリング・トレーニングで彼が内野を越える打球を打ったのは思い出せない。でもその後、シーズンが始まると、彼は自分のしていることを完璧に把握していたんだ」。

「練習していた一団が集合すると、アキヤマはピックラーやその他の選手から聞き慣れた言葉で迎えられた。

その言葉、『アリガトウゴザイマシタ』は、英語で『サンキュー・ベリー・マッチ』を意味する」。

「全員あの言葉を使えたのが嬉しかったですし、歓迎されていると感じました」と秋山。概して、チームメイトとの初日は円滑にとり進んだのである。

J SPORTS編集部

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