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野球 コラム 2020年2月13日

菊池雄星、マリナーズ春季キャンプの鍵を握る

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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今週からメジャーリーグの各球団は、投手と捕手が野手に先んじる形で続々とスプリング・トレーニングをスタートさせることになる。

2年目の躍進を期す菊池雄星の所属するマリナーズもその例外ではなく、現地13日から例年通り、アリゾナ州ピオリアでキャンプインを迎える。

そんな春先の好例行事を直前に控え、『MLB.com』でマリナーズを担当するグレッグ・ジョンズ記者は現地11日付で“今春マリナーズが直面する5つの鍵となる疑問”と題した記事を投稿。


その中で2年目の菊池を疑問の1つとして次のように論じている。

「キクチは重荷を背負えるのか?」

「ロースターを若返らせつつ、将来的に財政面で柔軟性を得るため、ディポトは過去2年間、大型のフリーエージェント獲得は1件しか行わなかった。

しかし、その唯一の契約には、昨季、日本人左腕のユウセイ・キクチが厳しいルーキーシーズンで苦しんだことにより、疑問符が灯ることとなった」。

4年5600万ドルに加え、球団側のオプションで7年1億900万ドルまで延長できる契約を結んだ後、菊池は当初、良い投球を見せたが、その後は失速し、32試合の先発で6勝11敗、防御率5.46という成績でシーズンを終えた。

菊池が新たなリーグ、文化そして国へ順応するなか、マリナーズは彼が投球フォームをいじり過ぎたと感じており、彼を自然な投球モーションとアプローチに回帰させ、元々契約時に評価していたような投手に戻そうとしている。

これは(成功すれば)先発ローテーションに入っているベテランが、マルコ・ゴンザレスと残り1人しかいない球団にとっては、極めて重要な進歩となる。

しかし、これが実現しない場合、ジャスタス・シェフィールド、ジャスティン・ダンといった若手有望株や、最終的にはローガン・ギルバートやその他若手選手たちに頼らざるを得なくなる。

菊池にはこうした疑問符を雲散霧消するパフォーマンスを期待したいところだ。

J SPORTS編集部

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