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日本時間17日(現地16日)に予定されていたヤンキースタジアムでのア・リーグ優勝決定シリーズ第4戦が雨天順延となった。
これで第1戦で先発した田中将大が翌日にずれ込んだ第4戦に、通常の登板間隔で先発することが決まった。
これについて、地元紙『ニューヨーク・ポスト』は現地16日付で電子版に「マサヒロ・タナカがヤンキースを救う機会が早まった」と題した記事を掲載し、次のように報じている。
「マサヒロ・タナカはヤンキース入団以降、ポストシーズンではいつも見事な活躍を見せてきた。
球団は、アストロズとのア・リーグ優勝決定シリーズでの盛り返しを現実的なものとする上で、ブロンクスで行われる木曜の第4戦において右腕によるこれまで通りの高い水準のプレーを必要としている」。
現在、ヤンキースは1勝2敗と負け越しているだけでなく、水曜の試合が雨で木曜にずれ込んだことで、仮にシリーズが第7戦までもつれた場合、シーズン中に比べ、ブルペンの力量を試さざるを得ない状況になる可能性が高まった。
「先発投手にはそれなりの回数を投げてもらわなければならなくなる。そこに疑問の余地はない」とアーロン・ブーン監督は水曜の電話会見で述べた。
「もちろん、マサは素晴らしい先発で6回を投げてくれた第1試合を経ての登板となる。彼と(ジェームズ)パクストンが投げる次の2日は、我々が成功を収める上で、彼らにそれなりの回数を投げてもらわなければならない」。
一方、地元紙『ニューズデイ』は同日付で電子版に掲載した記事の中で、「この順延は、ヤンキースにとって、田中を通常の間隔で起用できるため、恩恵となる可能性がある」とした上で、敵将の言葉を交え次のように第4戦を展望している。
「タナカの持つインパクトの大きさは疑いようがない。第1戦で6回を投げ、1安打無失点7奪三振とした右腕は、これまでのキャリアでポストシーズン7試合に登板し、通算成績を5勝2敗、防御率1.32としているのである」。
「大舞台になるほど、彼は常に上手に試合を落ち着かせるし、投球自体も、力で押すのではなく、少し抑えて投げていると思う」とヒンチ監督は述べた。
「選手たちにはもっと規律を持ったアプローチで臨ませたいと思っているが、彼の力量からすると、言うは易く行うは難しだね」。
果たしてポストシーズンの神様的存在となった日本人右腕は、第4戦でもチームを救う勝利をもたらし、その評価を継続させることができるだろうか。
J SPORTS 編集部
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