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やはり、ポストシーズンの田中将大は天下無双である。
日本時間13日(現地12日)に、敵地でのア・リーグ優勝決定シリーズ第1戦に先発した田中は、リーグ最高の打線を誇るアストロズを相手に、6回1安打無失点の好投でチームのシリーズ先勝に大きく貢献した。
◆試合結果
NYY|0 0 0 1 0 2 2 0 2|7
HOU|0 0 0 0 0 0 0 0 0|0
これについて、地元紙『ニューヨーク・ポスト』は現地13日付の電子版に「ヤンキースのマサヒロ・タナカは10月の絶対的力」と題した記事を掲載し、次のように伝えている。
「若者たちは、彼らが実際に野球を見ているのであればという話だが、土曜の夜にミニッツメイド・パークにて、マサヒロ・タナカがやったことについて、すでに表現する言葉を持っていることだろう。
それは、『次のレベルのXXX』、という言葉である。渋めのファンは、別の形でこのように言うかもしれない。『タナカはバムガーナーの領域に入った』と。
ヤンキースはア・リーグ優勝決定シリーズで必要としていた敵地での勝利を、マウンドに上がった彼らにとっての、『10月の神』であるタナカのおかげで得たのである。
レギュラーシーズン中、メジャーリーグ最高のOPS (.847)を記録したチームに対し、6回を無失点に抑えた田中は、出塁をカイル・タッカーの単打とアレックス・ブレグマンの四球のみ。
その2人もダブルプレーで打ち取ったため、タナカは最小18人の打者とのみ対戦し、驚くべき効率的な68球を投げ、うち45球をストライクとした。
「恐らく、我々との少ない対戦のなかでは、彼が自分のゲームプラン、自分の投球、自分のテンポを貫いた最高の試合だったと思う」とアストロズのAJ・ヒンチ監督は田中について述べた。
「ほとんど全てが彼の思い通りにいっていた。我々は走者をたくさん出すことができなかった。今夜の彼は、とてつもなく良かった」。
脱帽の定義ともいうべき、敵将のコメントである。
J SPORTS 編集部
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