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ヤンキースの田中将大は現地19日、本拠地でのエンゼルス戦に先発して7回4安打1失点と好投を見せ、今季11勝目を挙げるとともに、チームを2012年以来となる地区優勝へ導いた。
◆試合結果
LAA|0 0 0 1 0 0 0 0 0|1
NYY|0 3 0 1 0 2 0 3 X|9
地元紙『ニューヨーク・ポスト』は同日付で電子版に掲載した試合の速報記事に、「ヤンキースが輝かしいマサヒロ・タナカに導かれて、2012年以来となるア・リーグ東地区優勝を決める」と題し、ポストシーズンへ向け、復調振りを見事に印象づけた右腕の投球を次のように報じた。
「ポストシーズンで対戦する可能性のあるカーディナルス、ブレーブス、レイズ、インディアンズ、そしてドジャースのスカウトを前に、マサヒロ・タナカ(11勝8敗)は7回を投げて4安打1失点とした。
タナカは先発した直近5試合を、1勝2敗、防御率4.28とし、これには8月27日にマリナーズに対し7回を無失点に抑えた試合も含まれていたが、今回はタナカにとってそのとき以来の勝利となった」。
また、『MLB.com』はヤンキースの地区優勝を伝える記事の中で、「タナカ・タイム」とサブタイトルをつけ、田中について次のように伝えている。
「18勝投手のドミンゴ・ヘルマンを欠いたまま、ヤンキースはポストシーズンを迎える見通しとなるなか、タナカは直近2試合の不安定な先発からのリバウンドを遂げ、7回を投げて被安打4とし、失点をコール・カルフーンへのソロホームランのみとして、その懸念を払拭した」。
「今のマサはとても好調だと思う」とブーン監督は述べた。「彼のスプリットはとても良かったと思う。彼による見事なパフォーマンスであり、とても良く試合をコントロールしていた。彼のスプリットは現実的な要素だった。あれは本当に鋭かったと思う」。
「タナカはこれまで通りの仕事をした。彼は屈しなかった」とエンゼルスのブラッド・オースマス監督。「彼は打者の攻撃的姿勢を上手く利用した。攻撃では、彼の出方を待たなければならないが、それは難しいこと」。
遂に「ポストシーズンのキング」が、10月モードに入ったようだ。
J SPORTS 編集部
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