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ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は日本時間12日(現地11日)、本拠地エンジェル・スタジアムで開催されたインディアンズ戦に3番・指名打者で先発出場、第3打席に今季18号ソロを放った。
弾丸ライナーで右翼スタンドへと消えた一発は、初速114.4マイル(184キロ)を記録。これは大谷にとってキャリア最速の打球となった。
『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンガー記者は、同日付で同サイトに投稿した記事で、この大谷の本塁打について、次のように伝えている。
シーズン後半に入り、パワーを取り戻すべく練習に取り組んでいるショウヘイ・オオタニは、水曜の夜、エンジェル・スタジアムでインディアンズに4-3で敗れた試合で、自身のキャリアにおける最も強烈なホームランを放ち、吉兆を見せた」。
大谷が強打すると、スタットキャストによるボール初速は時速114.4マイルを計測。彼のこれまでの最速は、2018年9月24日にレンジャーズのエイドリアン・サンプソンから放った時速112.9マイル(182キロ)のホームランだった。
また、これはマイク・トラウトが、7月20日にマリナーズの左腕ロエニス・エリアスから放った、今季エンジェルスの選手による最速ホームランに並ぶ初速だった。
なお、初速が時速114.4マイルを越えるホームランを最後に放ったエンジェルスの選手は、2018年6月11日のトラウト(時速115マイル)である。
「あの打席は良かったと思います」と大谷は日本の記者たちに述べた。「上手く反応できましたし、ボールをスクエアに捉えることができました。ボールはよく見えていましたし、(球場の)良い場所へ運ぶことができたと思います」。
このホームランは右翼への一発であり、これもボールを力強く引っ張ろうと努めていた大谷にとって良い兆しとなった。
今季、大谷が放った18本のホームランのうち、右翼へ飛んだのはわずか3本のみとなっている。彼が最後に右方向にホームランを打ったのは、6月30日のアスレチックス戦だった。
エンジェルスのブラッド・オースマス監督は、特に火曜にあと一歩のところまで行っていただけに、大谷がボールを引っ張ったことに喜びを見せた。
「彼は昨晩、速球を引っ張ってファウルにしていた」とオースマス監督。「そして今夜、彼はホームランを打ったのだ」。
J SPORTS 編集部
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