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目下好調のダルビッシュ有がチームの苦境を救う快投で今季5勝目を挙げた。
日本時間28日(現地27日)、敵地でのメッツ戦に先発したカブスのダルビッシュは今季最長となる8回を投げ、5安打1失点と見事な投球を見せ、チームの連敗を3で止める立役者となった。
この日も抜群の制球を見せたダルビッシュ。この日、唯一惜しまれる点を挙げるとすると、約1ヶ月振りに四球を与えたことで、これまで続いていた無四球8奪三振以上の連続試合数が途切れてしまった、ということぐらいであろう。
◆試合結果
CHC|0 0 0 0 2 2 0 1 0|5
NYM|0 0 0 1 0 0 0 0 1|2
この日のダルビッシュの好投について、地元紙『シカゴ・トレビューン』は電子版に掲載した試合の速報記事の中で、次のように伝えている。
「火曜の試合では、序盤に苦しんでいるチームの症状が組成されているように見えた。
ハビエル・バエスは2回に二塁打を三塁打にしようとして刺殺され、スコアレスの同点で迎えた4回には、ルーキーのピート・アロンゾが逆方向へホームランを放ち、ダルビッシュのホームラン問題が表面化したかに見えた。
しかし、ナ・リーグ中地区優勝へミスがほとんど許されなくなったカブスは気迫を見せ、メッツを5-2で下して連敗を3で食い止めた」。
ダルビッシュの連続無四球は、2-1のリードで迎えた5回に先頭打者のトッド・フレイジャーを歩かせたことで、142人目の打者で途切れた。
しかし、水曜のジャイアンツ戦で、4被弾して6-2のリードをふいにしたときと違い、ダルビッシュ(5勝6敗)はその後3人の打者を打ち取り、今季最高の8回を投げた。
ダルビッシュは5安打1四球7奪三振でお役御免となった。彼が8奪三振に届かなかったのは6試合振りのことである。
とは言え、オールスター後、ダルビッシュは9試合に先発して72奪三振に対し3与四球としており、7月の初め以降、26.0という奪三振と与四球の比率(78:3)はメジャーでトップの数字となっている。
なお、現地放送局の『NBCスポーツ』は、試合終了後のポストゲームショーにて、この奪三振と与四球の比率について「とんでもないことだ」と驚嘆。
「ゾーンやカウントに関係なく素晴らしい制球力を見せている」とした上で、「チームは盛り返す選手を必要としていたが、ダルビッシュは正にその選手になっている」と絶賛した。
J SPORTS 編集部
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