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マリナーズの菊池雄星は田中将大との投げ合いとなった日本時間28日(現地27日)の本拠地ヤンキース戦で先発するも、4回8安打5失点で今季9敗目を喫し、ホロ苦い日本人先発投手直接対決の初体験となった。
◆試合結果
NYY|2 0 3 0 1 0 0 0 1|7
SEA|0 0 0 0 0 0 0 0 0|0
試合前からこの対決に注目していた『MLB.com』のマリナーズ担当グレッグ・ジョンズ記者は、同日深夜に同サイトに投稿した記事の中で、この日の菊池について次のように伝えている。
「ユウセイ・キクチにとって、首を長くして待っていたマサヒロ・タナカとの直接対決は長続きしなかった。そして、9日前のキクチによる初完封の前向きな雰囲気もまた、長続きしなかった」。
菊池は序盤に被弾し、Tモバイルパークでヤンキースにチームが0-7で敗れるなか、マリナーズでの最初のシーズンの苦しみへと戻った。28歳のルーキーはわずか4回しか持たず、8安打5失点で5勝9敗とし、防御率は5.36に落ちた。
前回登板のブルージェイズ戦で2安打完封して覚醒した菊池にとって、これは二重の落胆となった。/p>
日本でテレビ中継されたこの試合で、田中が7回をわずか3安打無失点で楽々と投げ切った中、菊池は初回にアーロン・ジャッジから2ランホームランを被弾すると、3回にもブレット・ガードナーから3ランを被弾した。
「僕は向こうのチームにいるタナカさんと直接対戦したのではなく、ヤンキースと対戦しました」と菊池は通訳のジャスティン・ノバクを介して述べた。
「向こうの打線がかなり良いのは分かっていましたから、リラックスし、もっと良い形で自分の投球ができるようになければなりません。自分の調子はとても良い感じでした」とキクチ。
「初めの2ランは痛かったですし、ギリギリを狙い過ぎたことで、カウントで後手に回ってしまいました」。
この試合で3人を歩かせた菊池は、忍耐強いヤンキース打線が深いカウントまで粘る中、わずか4回を投げ切るのに95球を要したが、これは前回、攻撃的で若いブルージェイズ打線を96球で完封した快投とは雲泥の差だった。
「ユウセイは明らかに前回よりもシャープではなかった」とマリナーズのスコット・サーバイス監督は述べた。「壊れたレコードのようだが、彼の投球は制球如何なのだ」。
「彼についてはそれが全てだ。速球に関して、球威は安定していた。しかし、良い場所に決めなければならない」。
菊池としては、今回支払った高いレッスン料を今後へ活かしたいところだ。
J SPORTS 編集部
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