人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

野球 コラム 2019年8月2日

ダルビッシュ有、最もトレード不可能な選手トップ5に選ばれる

MLBコラム by J SPORTS 編集部
  • Line

メジャーリーグは7月31日に今季のトレード期限を迎えたわけだが、アメリカスポーツ専門誌の『スポーツ・イラストレイテッド』は現地30日付で電子版に「野球界で最もトレード不可能な契約」なる記事を掲載した。

その中で、同誌が選んだトレードの最も難しい選手トップ5に、クリス・デービス(オリオールズ)やミゲル・カブレラ(タイガース)といった選手が名を連ねており、5位にはシカゴ・カブスのダルビッシュ有が選ばれた。

2018年にカブスと6年1億2600万ドルの契約を結んだダルビッシュに対する寸評は以下の通り。

「ドジャースがレンジャースから、トレード期限締め切り間際の交渉で彼を獲得したのは2年前のことであり、多数の腕のケガのため2018年シーズンのほとんどを棒に振ったダルビッシュは、それ以後、投手として彼の初めの6年間に近いところまでは行っていない。

カブス入団以降、彼は29試合で先発し、防御率4.65で、9回あたり4.2人の打者を歩かせている。彼は未だにソリッドな奪三振投手ではあるが、それも2019年以降、4年間残っている契約期間中に下降するものと思われる。

もうすぐ33歳になる右腕にとって、引き続き耐久性が問題となり、彼には2020年から2024年にかけて、8100万ドルを支払わなくてはならない。野球が今後も若手重視の傾向となるなか、カブスはダルビッシュを抱えることになる」。

ビッグネームの宿命とはいえ、かなり厳しい論調である。しかし、7月以降ダルビッシュが復調傾向にあるのも事実であり、その辺の事情を鑑みていないのはアンフェアな気もする。

なお、シカゴのプロスポーツ全般のファンサイトである『オン・タップ・スポーツ・ネット』では、メジャーの統計データを提供している『FanGraphs』のデータを引き合いに、「全盛期のダルビッシュがやってきた」と題した記事を現地1日付で掲載している。

同記事に掲載された『FanGraphs』のデータによると、今季のダルビッシュのハードヒット率(初速95マイル以上の打球を打たれた率)は28.1%と、規定回数に達している先発投手では、リーグ全体の2位にランクインしているとのこと。

更にK/BB(奪三振と与四球の比率)に着目すると、直近8試合でダルビッシュはこの比率を8.57(リーグ3位)としており、直近4試合に限定すると15.0(リーグ2位)とかなり高い水準でプレーしていることが分かる。

カブスが混戦のナ・リーグ中地区を勝ち抜く上で、ダルビッシュの完全復活が鍵を握るのは言うまでもない。

ぜひ、ダルビッシュには、プレーオフ進出の原動力となり、現地メディアが灯し続ける疑問符を吹き飛ばしてもらいたいものである。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
野球を応援しよう!

野球の放送・配信ページへ