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前回登板のレッドソックス戦で自己ワーストの12失点を喫し、今季のボールの縫い目と、スプリットの握り方がその不振の要因の1つではないかと指摘されていたヤンキースの田中将大。
日本時間8月1日(現地7月31日)、注目のなか、本拠地でのダイアモンドバックス戦で先発マウンドに上がった。田中は4回まで無失点とするも、5回無死で2連打を浴びたところで降板となった。
◆
ARI|0 0 0 0 3 0 0 0 2|5
NYY|0 2 0 0 0 0 2 3 X|7
結局4回0/3、5安打2失点で田中には勝敗はつかず、試合はヤンキースが7-5で勝利した。この日の田中の投球について、『MLB.com』は同日付で掲載した試合のサマリー記事のなかで次のように伝えている。
「フェンウェイパークにて、レッドソックスにキャリアハイの12失点を喫し、ほぼ間違いなくプロのキャリアで最悪だった前回登板からのバウンスバックを期すマサヒロ・タナカは、より多くの空振りや打ち損ないを起すべく、トレードマークとなっているスプリットの新しい握りを試した」。
この調整は、低くなったボールの縫い目が、田中から縦の落差を奪ったと確信している投手コーチの、ラリー・ロスチャイルドの勧めで取り掛かったものだった。
田中は4回あまりを投げ、4回には三塁手ジオ・ウルシェラが少なくとも2失点を防ぐ好守を見せた。
「もちろん、もっと試合に出たかったですし、あの5回をゼロに抑えたかったですが、最近効果的でない自分にも原因があったと思います」とタナカは通訳を介して述べた。
「(交代の)決定は理解しています。自分には良いパフォーマンスを見せ、結果を出す必要があると思いますし、そうなれば変わると思います」。
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