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このところ苦しい試合の続いていたマリナーズの菊池雄星は、日本時間27日(現地26日)、本拠地でのタイガース戦に先発し、6回2/3を投げて7安打2失点と好投し、復調をアピールした。
打線の援護に恵まれず、菊池の降板後にマリナーズが追いついたことで菊池に勝敗はつかなかったが、結果的には9回のサヨナラ勝ちに貢献するかたちとなった。
◆試合結果
DET|0 1 1 0 0 0 0 0 0 |2
SEA|0 0 0 0 0 0 2 0 1X|3
この日の菊池の投球について、『MLB.com』でマリナーズを担当するグレッグ・ジョンズ記者は、試合の速報記事で次のように伝えている。
「今季を通して打ち込まれているエンジェルスとの直近の2試合を含む、アメリカンリーグ西地区のライバルチームとの苦しい4連戦を経て、ユウセイ・キクチは金曜の夜に何人かの新顔の活躍に喜んだ」。
菊池は、6回2/3を投げて7安打2失点と、ここ最近では最も良いスタートを見せ、マリナーズ打線が終盤に活気を見せたことで、シアトルはTモバイルパークにてタイガースに3-2でサヨナラ勝ちした。
菊池は2-0とリードを許したまま降板となったが、7回裏に捕手のトム・マーフィーが、2ランホームランを放って同点に追いつくと、9回裏には二死からマレックス・スミスが三塁走者のカイル・シーガーを生還させる決勝打を放った。
菊池(4勝7敗、防御率5.21)は2本のソロホームランを許すも、マリナーズが競り合える状況を作り、ここ5試合での4勝目につなげた。
「これは、メジャー初年度で直近の11試合を1勝6敗、防御率7.21としていた日本のオールスター3度選出のキクチが必要としていた自信を取り戻す特効薬となった」。
なお、地元紙『シアトル・タイムズ』は同日付で電子版に掲載した試合の詳細を伝える記事の中で、サーバイス監督のコメントを交え、菊池のパフォーマンスを次のように報じている。
「彼は支配的ではなかったが、効果的であり、投球を決め、走者を出しながらも上手く切り抜けた」。
「彼による良い登板だった」とサーバイス監督は述べた。「彼が投球数を少なめにしながら試合の深い回まで投げるのを見られて良かった」。
これまでのところ今季は確実に、菊池にとって異なる野球のスタイルに適応すべく経験を積むためのシーズンとなっている。
J SPORTS 編集部
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