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野球 コラム 2019年7月23日

JFE東日本、元ベイスターズ・須田幸太の好投でベスト4進出1番乗り。都市対抗野球

野球好きコラム by 大島 和人
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第90回都市対抗野球大会は22日(月)で10日目。3回戦の2試合と準々決勝の1試合が行われた。

【都市対抗野球2019】

日本生命 vs. NTT東日本 ハイライト(第10日 第1試合)

第1試合は日本生命(大阪市)とNTT東日本(東京都)の3回戦。2015年の優勝チームと、2016年の優勝チームによる強豪対決となった。

日本生命は1回表、4番・越智達矢が二死1塁から中越えのタイムリー安打。5番・皆川仁もセンター前タイムリー安打で続き、2点を先制する。

NTT東日本は先発の新人左腕・佐々木健が3回途中で降板したものの、堀誠、熊谷拓也とリリーフで登場した若手右腕が好投。5回裏には7番・喜納淳弥がソロ本塁打を放ち、1点差に詰める。

しかし、日本生命の右腕・阿部翔太がこの1失点のみで9回を完投。被安打4、四死球1、奪三振13の好内容で150球の完投勝利を挙げた。日本生命が接戦を2-1で制し、ベスト8進出を決めている。

日本生命は5番・皆川仁が通算打率.571と好調。他にも中軸が好調で3番・原田拓実が打率.375、4番・越智達矢が打率.333、6番・上西主起は打率.429を記録している。

◆試合結果
日本生命 |2 0 0 0 0 0 0 0 0|2
NTT東日本|0 0 0 0 1 0 0 0 0|1

【都市対抗野球2019】

三菱自動車岡崎 vs. トヨタ自動車 ハイライト(第10日 第2試合)

第2試合はトヨタ自動車(豊田市)と三菱自動車岡崎(岡崎市)の3回戦。東海の自動車メーカー同士の対戦となった。

三菱自動車岡崎は初戦で好投したエース仲井洋平、トヨタ自動車は150キロを超す速球を持つ大卒新人・栗林良吏が先発。

トヨタ自動車は4回表、4番・沓掛祥和が一死から大会2本目のソロ本塁打。5回表にも相手の悪送球を絡めて、2点目を追加する。

栗林は6回までノーヒットピッチングを見せていた。しかし、7回裏に味方の失策で出塁を許し、疲れも見えていた。

三菱自動車岡崎は5番・福永泰志が一死2塁からタイムリー二塁打。7番・堂圭も左越えタイムリー三塁打で続き、2点を加えて同点に追いつく。栗林は直後に降板し、二番手のマウンドは川尻一旗が引き継いだ。

だが、トヨタ自動車も8回表に、2番手の右腕・白崎塁を捉える。一死1・3塁から3番・樺澤健がセンター前にタイムリー安打を放ち、1点を勝ち越した。

8回頭から大ベテランの佐竹功年がクローザーとして登板。すると9回表にも1番・逢澤峻介のライト前タイムリー安打などで2点を加え、試合を決定づけた。

トヨタ自動車が5-2のスコアで、東海2次予選で敗れた三河のライバルチームを下し、ベスト8に進んでいる。

◆試合結果
トヨタ自動車 |0 0 0 1 1 0 0 1 2|5
三菱自動車岡崎|0 0 0 0 0 0 2 0 0|2

【都市対抗野球2019】

JFE東日本 vs. パナソニック ハイライト(第10日 第3試合)

第3試合はパナソニック(門真市)とJFE東日本(千葉市)の準々決勝だった。

JFE東日本は初戦で好投した大卒2年目の右腕・本田健一郎。速球は140キロ前後とやや抑えめだったが、スライダー、チェンジアップをコースに集めて安定した投球を見せる。

打線も1回裏、パナソニックのミスを突いて先制する。4番・平山快が一死1・2塁から中飛を放ち、二塁走者はタッチアップ。すると中継プレーが乱れ、ホームのカバーも不在だった。二塁走者が一挙に本塁へ生還して先制する。

しかし、パナソニックは7回表、JFE東日本の2番手・橘朋晃を攻略する。失策も絡めで一死1・2塁のチャンスを作ると、6番・田中宗一郎が左中間にタイムリー二塁打を放って1-1の同点。

さらに7番・藤井健の死球で一死満塁とチャンスを拡げる。JFE東日本はここで3番手投手に須田幸太を起用した。横浜DeNAベイスターズを経て、9年ぶりの社会人復帰を果たした33歳の右腕だ。

一塁側の応援席は須田の登場に盛り上がり、劣勢の空気が一転。須田はこの回のピンチを封じると、7回裏に味方の打線が応える。

JFE東日本は二死2・3塁から4番・平山快が右中間を破るタイムリー二塁打を放て2点を加え、3-1とリード。JFE東日本がパナソニックを下し、準決勝一番乗りを決めた。

須田が8回、9回も失策以外の出塁を許さぬ好投を見せ、今大会3勝目。JFE東日本は「終盤に須田が登板すると打線にも火がつく」展開を3試合続いている、

23日は準々決勝の残る3試合が行われ、ベスト4が出揃う。

◆試合結果
パナソニック|0 0 0 0 0 0 1 0 0|1
JFE東日本  |1 0 0 0 0 0 2 0 X|3

文:大島和人

大島 和人

大島 和人

1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty

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