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野球 コラム 2019年6月18日

38年ぶりの全日本制覇!歴史をつくった明治大学の激戦を振り返る。全日本大学選手権

野球好きコラム by 明大スポーツ新聞部
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写真:最優秀選手に選ばれた森下

◆森下が完投勝利、ミラクル佛教大を封じ込める

迎えた決勝・佛教大学(京滋大学野球連盟)戦。1981年以来の歓喜の瞬間を目に焼き付けるべく、平日のスタンドに多くのファンが足を運んだ。

明大は初回、先頭の添田真海内野手(法4=作新学院)が死球で出塁。続く2番の丸山和郁外野手(商2=前橋育英)が犠打を決め、チャンスを演出する。

その後、二死1・2塁となり、打席には前日の準決勝・東洋大戦で特大の本塁打を放った喜多。だが、平行カウント2-2からの高めの直球に差し込まれ、三邪飛でスリーアウト。2回にも走者を3塁まで進めるが、相手の好守に阻まれ先制とはならなかった。

試合は3回に思わぬ形で動いた。先頭の9番・清水頌太内野手(政経4=春日部共栄)が死球で出塁すると、添田がライト線へ抜ける2塁打を放ち、無死1・2塁と再びチャンスを迎えた。

打席には3番の内山竣外野手(商4=静岡)。カウント1-1から放った打球は1塁手の正面に。しかし、本塁封殺を狙った1塁手の送球が暴投になり走者2人が生還。ラッキーな形で先制に成功する。さらに相手投手のボークで1点を追加した。

このまま明大ペースになるかと思われたが、4回表から登板した福森建(佛教大)に苦しめられ、中盤はこう着した展開に。佛教大は今大会の4試合中3試合で、3点差を逆転し決勝まで昇り詰めてきたチーム。

3-0から動かない試合に「ちょっとやばいかもしれない」(北本)。勝っているのに追い詰められているような嫌な雰囲気となっていた。

それでも背番号『10』を背負ったこの男は落ち着いていた。満を持して決勝のマウンドに立った森下は、この日も絶好調。4回以降は毎回走者を許すものの、後続を切り8回まで無失点と相手を封じ込める。

すると9回表、四球と安打でつくった二死満塁の好機で、喜多が3点適時2塁打を放ち勝負あり。森下も9回裏に1点こそ失ったものの、最後は直球で三振を奪い優勝投手に。駆け寄ってきたナインに抱きかかえられ、満面の笑みで日本一をかみしめた。

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