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日本時間12日(現地11日)、エンジェルスタジアムで実現した大谷翔平と前田健太によるメジャー日本人対決は、1回のエンジェルスによる一挙5得点の口火を切る本塁打を放った打者の大谷に軍配が上がった。
◆試合結果
LAD|0 0 1 0 1 0 0 1 0|3
LAA|5 0 0 0 0 0 0 0 X|5
この対戦について、『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンガー記者は、同日付で投稿した記事で次のように伝えている。
「エンジェルスは右腕のケンタ・マエダに対し、オオタニがカウント3-2からスライダーを右翼スタンドへ運ぶホーマーで先制するなど、序盤に機先を制した。
オオタニは土曜にシアトルのユウセイ・キクチからもホームランを打っており、これはここ4日間で彼が同胞の選手から打った2本目のホーマーとなった」。 一方、同サイトでドジャースを担当するケン・ガーニック記者は試合の速報記事で前田の投球について次のように伝えている。
「マエダは1回にマイク・トラウトを三振に打ち取り、二死とした後、オオタニにカウントから深々と運ばれ、少し動揺を見せた。
マエダは次の打者のコール・カルフーンを死球、そしてジョナサン・ルクロイを四球で歩かすと、ブライアン・グッドウィンに適時打を打たれ、さらに36球目にジャスティン・ボーアから、3ランホームランを浴びた」。前田は直近の7試合を10失点としていた」。
その後、前田は安打を許さなかったが、投球数が97球となった4回一死で降板となった。ここ4試合の先発で1四球だった前田だが、この試合は大谷を含め、4奪三振ながら、3四死球とした。
前田はドジャースで5月4日以来、初めて5回を持たなかった先発投手となり、この(先発投手が5回以上投げた)連続試合数は32で途切れている。
ドジャースがシリーズで負け越したのは、4月29日から5月1日に行われたサンフランシスコとの3連戦で2敗して以来のこととなった。
なお、現地紙『ニュースデイ』が電子版に掲載した記事によると、前田は大谷に打たれた本塁打について、通訳を介して「単に二死からのソロ弾だったので、ほとんど(精神的に)影響しなかった」と述べたとのこと。
注目度の高い試合で結果を残す大谷の千両役者ぶりは流石と言ったところだが、大谷のエンジンが本格始動したところで対峙することになってしまった菊池と前田にとっては、とんだ災難だったとも言える西海岸での同胞対決だった。
J SPORTS 編集部
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