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ロサンゼルス・ドジャースの前田が日本時間6月6日(現地5日)のダイアモンドバックス戦に先発登板し、今季決して得意としていない敵地ながら、5回2安打1失点7奪三振と好投。
しかし、ブルペンがそれを活かせず、ドジャースは延長11回に2-3で敗れ、前田の今季8勝目はお預けとなった。
◆試合結果
LAD 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 2
ARI 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 1X 3
この日の前田の好投について、『MLB.com』は同日付で掲載した記事の中で、ロジャース監督の言葉を交え、次のように報じている。
「ドジャースのデーブ・ロバーツ監督の物事を見抜く目には素晴らしいものがある」。
「彼は自分のチームの素晴らしさと、今年、彼の先発投手陣がどれほど力強い投球をしてきたかを認識している。他の全ての人々もそれを認識し始めている。しかし、ロバーツ監督はそれに驚きもしていないし、それが当然のことだと思ってもいない。
この水曜に先発の順番が回ってきたケンタ・マエダは、チェースフィールドでのダイアモンドバックスとのシリーズ最終戦のマウンドに上がり、チームが設定した高い水準に達するかどうか試された」。
そして、前田は手短ではありながらも、それをやってのけた。5回70球を投げ、2安打1失点に抑えた。しかし、ブルペンが打たれ、ドジャースは延長11回の末、2-3で敗戦。チームの連勝は7でストップした。
「ジュリオが控えているなか、左の重量打線に対し、ケンタは持てる力を発揮してくれたし、我々が試合に勝つ上で必要なものをもたらしてくれた」とロジャース監督。
この試合前までに先発した11試合で、3度に渡り7回まで投げていた前田は、早いイニングでの降板に驚いた。しかし、監督はそれが正しい判断だったと述べた。
「時として、我々はケンタ(の投球回数)を引っ張っていたので、少し休ませて帳尻を合わせる時も必要だった」とロバーツ監督。
この試合のみに目を向けると、早期降板による前田温存策は吉と出なかったわけだが、この采配からは、ロジャース監督が前田を今後も先発ローテションの重要な柱の一つとして期待していることが伺えるのも事実である。
仮に、ポストシーズンに入っても前田が先発マウンドに上がる姿が見られるようであれば、この采配は当たりであったと言えるだろう。
J SPORTS 編集部
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