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野球 コラム 2019年6月1日

ダルビッシュ有、監督の予言通りの好投。「彼はほとんど打てない」

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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シカゴ・カブスのダルビッシュ有が、チームでの信頼度を改めて向上させた。

日本時間6月1日(現地5月31日)、敵地でのカーディナルス戦に先発登板した右腕は、6回3安打1失点と好投するも、チームはサヨナラ負けを喫し、ダルビッシュの今季3勝目は次の機会に持ち越しとなった。

しかし、勝敗こそつかなかったものの、チームやファンが期待するレベルのパフォーマンスを見せたダルビッシュが、この試合で得たものは決して少なくなかったはずだ。

◆試合結果
CHC 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1
STL 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1X 2

地元紙『シカゴ・トレビューン』は、同日付で電子版に掲載した「カブスがユウ・ダルビッシュのソリッドな登板を無駄にし、延長10回にカーディナルスに2-1で敗れる」と題した記事の冒頭で、この日のダルビッシュの投球を次のように伝えた。

「金曜の夜、カブスのジョー・マッドン監督はユウ・ダルビッシュについて大胆な試合前予想をした」。

「彼はほとんど打てない」とマッドン監督。「四球がある程度少なくなれば、君たちはナショナルリーグ最高の投手を見ることになる」。

ダルビッシュはカーディナルスに対し、6回を3安打に抑えたことでマッドン監督による宣言の大部分の正当性を立証してみせた。しかし、大事な場面で打てなかったカブスは、延長10回に1-2で敗れた。

一方、地元紙『シカゴ・サンタイムス』は電子版に「ダルビッシュにとっては小さな一歩だが、10回に敗れたカブスにとっては、とてつもなく大きな信頼度アップ」と題した記事を掲載。

記事では、今季先発した最初の8試合では四死球を33としたのに対し、ここ3試合ではその数が5に減少したことに言及しつつ、トレビューン同様、マッドン監督の試合前の談話を挿入し、こう記載した。

「ダルビッシュは7回もマウンドに上がる気配だったが、8番打者のアルバート・アルモーラが二死から三塁打を打ったことで、マッドン監督は代打でデビッド・ボートを出さざるを得なくなった。

そして、ボートがセンターフライで打ち取られたことで、ダルビッシュの夜は終わりを告げた。とは言え、これは6回3安打1失点6奪三振3四球、打者として1安打、そして93球で54ストライクを投げたダルビッシュにとっては前進だった」。

そして、次のように記事を結んだ。「まだやるべきことはたくさんあるが、全てを鑑みると、正しい方向への一歩だった」。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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