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野球 コラム 2019年5月29日

田中将大、不安定なスプリットに苦しむ

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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日本時間29日(水)、本拠地でのパドレス戦に中4日で先発したヤンキースの田中将大が初回に4点を失うなど、6回を投げ9安打5失点で降板。ヤンキースはその後、1点差まで迫るも4-5で敗れ、田中は今季4敗目を喫した。

◆試合結果
SDP 4 0 0 0 0 1 0 0 0 5
NYY 0 0 0 1 0 0 3 0 0 4

この日の田中の投球について、『MLB.com』では不調だったスプリットを引き合いに、「捉えどころのない投球の武器を探すタナカ」と題した記事の中で次のように伝えている。

「ヤンキースの選手として、最初の5年間で打者を当惑させてきたマサヒロ・タナカのスプリットが、今季はこれまでその出来が、さながらまばらな観客席のような状況になっており、登板の間の5日ほどで右腕はこの投球の活力を取り戻すべく、膨大な時間を割いてきた。

タナカが先発した直近の2試合のように、日によってスプリットは制御されているように見える。そうかと思うと、パドレスに5-4で敗れた試合で1回にエリック・ホズマーに対しスプリットが浮き、被弾した際の大きなインパクト音に身構えさせられるような瞬間も訪れ、右腕は安定感の模索へと逆戻りするのである」。

「マサは彼の技能についての達人であり、彼自身のことを本当に良く理解している」とヤンキースのアーロン・ブーン監督。

「この投球は彼にとって感覚的な投球なのだ。彼は感覚を見つけるべく、先発の合間にとてもハードに取り組んでいる。

時として良い感じなこともあるが、とにかく完全に自分の物になっていないのだ。とは言え、彼が(今季)これまでどれくらい良い投球をしてきたかは忘れないようにしなければならない」。

田中はここ5試合連続で対戦相手の得点を3点以下に抑えてきたが、負ったダメージの多くはスプリットによるものだった。昨季、対戦相手はこのスプリットに対し、打率を2割1分、長打率を3割1分8厘とし、77三振に対し、本塁打は5本だった。

ホズナーの本塁打は、今年に入って田中がスプリットで被弾した5本目の本塁打であり、この投球に対し、今季対戦相手は打率を3割3分8厘、長打率を6割1分とし、三振は11となっている。

記事によると、この試合で田中はスプリットを15球投じながらも、1度も空振りを誘えなかったとのこと。

なお、記事の伝えるところによると、この試合でマスクをかぶったゲイリー・サンチェスは試合後、4失点した初回とスプリットについて次のように述べている。

「確かに初回はタフだった(その後、サンチェスは最後までタナカに速球とスライダーを投げさせるよう舵を切った)。スプリットは少し難し過ぎた」。

「彼は何度か良いところに投げたが、そうでない場合は必ずしも僕らが欲しかった場所にこなかった。しかし、僕らはバトルしたし、調整する術を見つけるさ」。 問題はスプリットの安定感。しかし、課題が明確であるだけに、遠からず田中はこれを克服することだろう。

J SPORTS編集部

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