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野球 コラム 2019年5月21日

ダルビッシュ有、あと一歩…

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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現地20日のフィリーズ戦に先発登板したシカゴ・カブスのダルビッシュ有が、本拠地リグレー・フィールドで、5回まで圧巻の無失点ピッチングを披露。

今季ベストのパフォーマンスに迫るも、1-0のリードで迎えた6回に3失点を喫し、クオリティ・スタートながら今季3勝目を逃した。ダルビッシュは6回4安打3失点7奪三振で降板した。

◆試合結果
PHI 0 0 0 0 0 3 0 0 1 1 5
CHC 0 0 1 0 0 0 0 3 0 0 4

このフィラデルフィア・フィリーズ戦は、試合前にダルビッシュ本人も“彼はシカゴのレジェンド”と述べていたジェーク・アリエッタ(カブス在籍4シーズン半で68勝)との投げ合いとなることで注目を集めていた一戦。

それだけに、ホームで思うような結果の出ていなかったダルビッシュにとって、魔物が潜んでいた6回に逃した獲物は大きかったかもしれない。

このカブスの“新旧エース対決”について、地元紙シカゴ・サンタイムスは試合速報とは個別の記事で次のように伝えている。

「それは15ヶ月を要し、大体5回まで持った。とは言え、リグレー・フィールドでの寒く刺激的な夜に、カブスの先発ユウ・ダルビッシュは皆に対し、2月のあの日、球団が説明したダルビッシュが6年間に渡りカブスのユニフォームを着ることに対するビジョンが何であったのかを披露した。

このアリエッタ対ダルビッシュという、誇大な宣伝や避け難い比較と関わり合いについて、ダルビッシュほどこれを最初から承知していた者はいなかった。

試合後、ここでのパフォーマンスがカブスの一員としてのキャリアにおける転機としてどれだけ大きな意味を持つことになるかもしれないかについて、彼ほど承知している者もいなかった」。

「ああ、もちろん」とダルビッシュ。彼にとって6回最大の過ちは、一死で迎えたブライス・ハーパーを0-2とカウントで先行しながら歩かせたことだろう。

「前にも言ったように、(アリエッタは)シカゴのレジェンドなんだ。僕は彼と対戦し、とても良い投球をした。それは自信になったよ」。

ジョー・マッドン監督は試合前、ダルビッシュのマウンド上で思考する傾向や、時に考え過ぎることについて、そのやり方を変えさせなくても良いと思うようになったと述べた。

「彼は聡明な若者だし、彼には彼のやり方がある」とマッドン監督。「私はそれで一向に構わないんだ」。

記事によると、マッドン監督はこの日のダルビッシュについて「傑出していた」と述べたとのことで、記事は同監督による次の言葉で結ばれている。

「今、彼はここで自分に何ができるのか分かったのだ」。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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