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ロサンゼルス・ドジャースの前田健太が日本時間11日(現地10日)に行われた本拠地のナショナルズ戦に先発登板し、6回1安打無失点の好投でチームの快勝に貢献し、自身今季4勝目を挙げた。
この日の前田のパフォーマンスに対し、『MLB.com』や現地紙『ロサンゼルス・タイムズ』は軒並み「今季最高」の出来だったと、同日付で掲載した記事で評価した。
◆試合結果
WSH 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
LSD 1 0 0 1 1 0 2 0 X 5
以下、『ロサンゼルス・タイム』電子版に掲載されたドジャースの勝利を伝える速報記事の冒頭部分である。「この夜の先頭打者はケンタ・マエダがトラブルを抱える兆しを感じさせた」。
「ここだけを切り取れば、ドジャースタジアムでの金曜の試合の幕開けで、フルカウントの末にアダム・イートンを歩かせたのは取るに足らないことだったのかもしれない。
しかし、これらの試合は部分的にプレーされているわけではなく、このシーズン序盤は制球の問題がマエダを妨げており、ここ最近の傾向として、多難な先行きが予想された。
それはまたしても与えた四球であり、またしても先頭打者による出塁を許したことで、再び自分で作り出した障害を乗り越えなければならなくなったのである。
しかし、それは些細なことに過ぎなかった。マエダはそこからギアを上げ、ドジャースが5-0で勝利した試合で、その後対戦したワシントン・ナショナルズの20人の打者のうち18人を打ち取ったのである」。
前田は6回を投げ、安打を3回のウィルマー・ディフォによる先頭打者安打の1本に抑えた。2四球に対し6奪三振を記録した。
「彼はとにかく完全に主導権を握っていた」とドジャースのデーブ・ロバーツ監督は述べた。
これは、これまでの不安定な2019年にあった8回の先発の中で最高の出来だった。前田は38回2/3を投げ、18四死球としてこの試合を迎えた。ちなみに昨季、前田は125回1/3を投げ、43四死球としている。
前田はロサンゼルスでの3シーズンで、平均して9回に2.6人の打者しか歩かせていなが、。金曜の登板前には、2019年におけるその数字は4.2に跳ね上がっていた。
この問題は不安定さにつながっていた。前田は最初の7度の先発登板で、浮き沈みを見せていた。
前田は、金曜のパフォーマンスは前回登板した日曜のサンディエゴ・パドレス戦での最後の2回から持ち越したものだと説明した。その2回で自分のスライダーをつかんだと述べた。
金曜の試合で、前田はスライダーを33球投げた。うち7球がストライクを告げられた。6球は空振りを誘った。6球はファウルとなった。4球がインプレーとなった。彼が唯一打たれたヒットはチェンジアップでのものだった。
「良い流れを持続することができました」と前田は通訳を介して述べた。
記事によると、前田はまだタンクに燃料を残しており、7回もマウンドに上がる準備ができていたとのことだが、監督によりお役御免が告げられた。
自身の打順で代打を送られたことで、記事は「成功を収めたマエダの夜が終わった」と言う文章で結ばれている。
J SPORTS 編集部
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