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野球 コラム 2019年5月8日

大谷翔平、復帰!ノーヒットでも現地紙が復帰の効果を期待

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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このところ報道されていた通り、遂に大谷翔平が現地7日のタイガース戦で指名打者としてメジャー復帰を果たした。

この日、3番打者に入った大谷は、4打数無安打2三振1四球で快音こそ響かせなかったものの、試合後は多くの現地メディアでヘッドラインを飾った。

試合速報とは別に、単独の記事で大谷の復帰を扱った『MLB.com』は、記事冒頭で「火曜夜のショウヘイ・オオタニによる今季初出場は、必ずしも記憶に残るものではなかった」とコメント。

しかしながら、「エンジェルスのブラッド・オースマス監督は初っ端から爆発力を期待していたわけではなかった」とし、次のように続けた。

「彼は良さそうに見えた。本当にね」と、オースマス監督はタイガースとのシリーズ初戦を5-2で勝利した試合後に述べた。「彼の打席はほとんどが左投手に対するものだったので、彼は良くやった」。

記事では「規律ある打者として有名なオオタニだが、最初に2打席は幾分不安を抱えているかのように見え、それは2度にわたり大きな空振りでヘルメットを飛ばしたことで明らかとなった」と伝えた。

今後、大谷は定期的に3番打者に入るであろうことが予想される。オースマス監督は火曜の試合後、タイガースは左腕のマシュー・ボイドが先発予定となっている水曜の試合も、大谷が指名打者として先発することをほぼ確約した。

大谷は今回復帰するにあたり、定石ともいえるマイナーでの調整を経なかったわけだが、これについて、『CBSスポーツ』は電子版の記事にて次のように書いている。

「オオタニが今季のエンジェルスでトラウトに次ぐ2番目に良い打者になると予想するのは妥当なところだ」と延べた後、「不思議なことに、オオタニは打撃練習と実戦形式の練習しか積んでこなかった」とここまでの調整について言及。

「彼にはマイナーリーグでの調整は課されなかったのである。今回もまた、彼は単にスイッチを切り替えるだけなのかもしれない。

昨年の春季キャンプで酷い状態だった彼は、獲得が大失敗だったのではないかという集団ヒステリーの原因となったのだが、その後、彼は本当に重要な公式戦から結果を出し始めたのである」。

一方、現地紙『ロサンゼルス・タイムズ』は大谷の復帰で最も大きな恩恵を受けるのは、今季これまで歩かされることの多かったマイク・トラウトであると見ている。

記事によるとトラウトは今季、スコアリングポジションにランナーを置いた24打席で四球が11回あり(うち敬遠5回)、さらに走者なしで2度敬遠されている。

この事態は、今季エンジェルスの3番に入った打者の通算成績が、メジャー全体のランキングで打率が17位、OPSが19位、本塁打が16位、そして打点が19位と低迷していることに起因していると分析。

その上で、「左打者のオオタニは、対戦相手にトラウトとの勝負をより頻繁に強いる類いのスラッガーである」としている。

なお、大谷はこの試合からフェイスガード付きのヘルメットを着用しているが、あの頬当てで彼の端正なマスクが大きく隠れてしまうことについて着目している現地メディアの記事は、今のところ確認できていない。

J SPORTS編集部

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