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ロサンゼルス・ドジャースの前田健太が現地29日、敵地でのジャイアンツ戦に先発登板。
5回0/3を被安打7ながら無失点に抑える好投を見せ、勝ち投手の権利を得てマウンドを降りるも、後続が逆転を許したことで今季4勝目はお預けとなった。試合は3-2でジャイアンツが勝利した。
大量失点で敗戦を招いた前回のカブス戦の汚名を返上したこの日の前田の投球に対し、『AP通信』は同日付の速報記事のなかで「4回6失点を喫した前回のカブス戦から良いバウンスバックを果たした」と報じた。
同様に『CBSスポーツ』も電子版の記事の中で、「良い立ち直りを見せた」と評した。
『MLB.com』は試合の詳細を伝えた記事の中で、「マエダはオフスピード(変化球)の制球を欠くも、何度かあったピンチを切り抜け、ドジャースに5回に及ぶ無失点イニングをもたらした」と伝えている。
また、地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』は、電子版にて「ドジャースのブルペンがマエダによる5回無失点を台無しにしてジャイアンツに敗れた」とのヘッドラインで速報記事を掲載した。
一方、同じく地元紙の『オレンジカウンティ・レジスター』はこの日の前田の投球を次のように報じた。
「ドジャースの先発、ケンタ・マエダは2回に外野の好守に助けられるなど、支配的ではないながらも5回を無失点で切り抜けた」。
ジャイアンツはドジャースに対し、5回までの安打数を6-2として打ち勝ち、打者8人が出塁した。
しかし、ジャイアンツは前田に対し、得点圏で4打数無安打に倒れ、ダブルプレーが1回あったほか、ブランドン・クロフォードが一塁から三塁を狙った際はベリンガーがこれを刺殺した。
この日、前田にとって最大の危機は、一死で代打のタイラー・オースティンに単打を打たれ、ジョー・パニックを4球で歩かせた5回に訪れた。
しかし、マックス・マンシーがライン際に飛んだヤンガービス・ソラルテの強打を捕殺すると、続くブランドン・ベルトは前田が三振に打ち取った。
先発投手の戦力が充実しているドジャースにあって、この日の前田による上々のパフォーマンスはローテションの一角を守る上で重要な意味を持つことになりそうだ。
J SPORTS 編集部
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