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野球 コラム 2019年4月9日

大谷翔平、早期復帰に意欲も監督は慎重

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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大谷が今月中の復帰に意欲的になっていると現地メディアが報じたのは既報の通り。

しかし、『ロサンゼルスタイムズ』紙の伝えるところによると、エンゼルスのブラッド・オースマス監督は、リスクを負うことなく、当初の予定通り、大谷は5月に復帰させる目処であると述べたとのことである。

以下、現地6日付で同紙が電子版に掲載した記事の抜粋である。

「いかにショウヘイ・オオタニがスタメン復帰を熱望しようとも、エンゼルスは即時的な攻撃の梃入れのために、彼の将来を危険にさらすことはしないようだ」。

ブラッド・オースマス監督は、土曜にエンゼルスタジアムにて、大谷は10月に肘の手術を受けた当初のスケジュールを維持することになると述べた。これまで通り、復帰予定は5月となる。

「単に我々の打撃が良くないからといって、ショウヘイの健康状態をリスクにさらすことはない」とオースマス監督。「ショウヘイは体調が整い、準備万全となってからスタメンに復帰することになる」。

現在に至るまで、大谷は右肘に違和感を感じてはいない。それどころか、彼は最長で18mの距離を楽々投げられさえする。

大谷は来年まで投手としてはプレーしないため、打撃に焦点を絞っており、この効果は既に表れている。

大谷は約2週間振りとなった木曜のインタビューで、22本塁打を放ってア・リーグの新人王を獲得した昨年よりもパワフルに感じていると述べた。

大谷は球団さえ許せば、4月中に十分指名打者としてエンゼルスに復帰できると感じているとも述べた。

その上で記事では、チームで打率が2割5分を上回っている打者がトラウトを含め、3人しかいない現在のエンゼルの打撃不振に対し、大谷は特効薬となり得るとコメント。

さらに大谷本人が通訳を介して述べた「ただ、僕がチームに復帰したことで、チームが良くなるとは確実には言えません。僕はチームが勝てるよう全力を尽くします」とのコメントを掲載。

これに対し、オースマス監督は、「彼は彼が守るべきスケジュールでやっている。何か変更があれば、知らせるよ」と述べたとのことである。

しばらくは、辛抱強く5月の実戦復帰を待つ日々が続くことになりそうだ。
J SPORTS編集部

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