23歳以下の野球ワールドカップが開催。侍ジャパンはプロ19名、社会人5名で連覇に挑む

第2回 WBSC U-23ワールドカップ（W杯）が、10月19日からコロンビア北部の都市バランキージャで開催される。

U-15、U-18など年代別の世界大会は歴史を重ねているが、「U-23」は2016年にメキシコで開催された前回大会が第1回。日本は初代U-23世界王者に輝き、MVPには真砂勇介（福岡ソフトバンク）が選出されている。

今大会は日本（NPB）や北米（MLB）はもちろんオーストラリア（ABL）、チャイニーズ・タイペイ（CPBL）、ドミニカ共和国（LIDOM）、韓国（KBO）、メキシコ （LMB）、プエルトリコ（LBPRC）、ベネズエラ （LVBP）など、世界各国のプロリーグから選手が参加する。

また、U-23W杯は今年度の「世界ランキングトップ12」を決める最後の機会となる。2019年のプレミア12は東京五輪の予選となる重要な大会で、日本を除く各国にとっては「プレミア12」「東京五輪」を懸けた戦いだ。

日本はまずオープニングラウンドで6か国総当たりのリーグ戦を戦う。日本はメキシコ、チャイニーズ・タイペイ、オランダ、コロンビア、南アフリカとともに「グループA」に入った。

グループAの上位3チームに入ると、グループBの3強と3連戦を戦う「スーパーラウンド」に進む。スーパーラウンドの3試合は10月26日～28日で、3位決定戦、決勝戦は10月29日に予定されている。

3位決定戦、決勝戦への進出はオープニングラウンド、スーパーラウンド計8試合の通算成績で決まる。日本とコロンビアの時差は14時間で、試合は日本時間の深夜、早朝、午前中に開催される。

◆オープニングラウンド放送開始時間（日本時間）

10月20日（土）午前04:55　日本 vs. 南アフリカ　J SPORTS 1
10月20日（土）午後11:55　チャイニーズ・タイペイ vs. 日本　J SPORTS 3
10月21日（日）午後11:55　日本 vs. メキシコ　J SPORTS 3
10月22日（月）午後11:55　日本 vs. オランダ　J SPORTS 1
10月24日（水）午前09:55　コロンビア vs. 日本　J SPORTS 1

16年の同大会は巨人の二軍監督だった斎藤雅樹氏が指揮を執り、プロ18名、社会人6名の編成で戦った。

今大会は侍ジャパン日本代表の稲葉篤紀監督がU-23の監督を兼任。コーチ陣は石井章夫氏、仁志敏久氏と、建山義紀氏の3氏が入った。石井コーチは石井貴氏の実兄。侍ジャパン社会人代表の監督で、選手及び指導者として国際舞台の経験も豊富な人物だ。

出場選手はプロ19名、社会人5名の編成だ。内訳は投手12名、捕手3名、内野手5名、外野手4名となっている。選手たちの背番号、所属、投打、年齢は下記の通りだ。塹江敦哉投手（広島）は前回大会の経験者でもある。

◆投手
11　寺島成輝（東京ヤクルト）左投・左打／20歳
12　近藤弘樹（東北楽天）右・右／23歳
14　櫻井周斗（横浜DeNA）左・左／19歳
15　水野匡貴（ヤマハ）右・右／23歳
16　鈴木　優（オリックス）右・右／21歳
17　成田　翔（千葉ロッテ）左・左／20歳
18　種市篤暉（千葉ロッテ）右・右／20歳
19　阪口皓亮（横浜DeNA）右・左／19歳
21　塹江敦哉（広島）左・左／21歳
65　長井良太（広島）右・右／19歳
66　山颯一郎（オリックス）右・右／20歳

◆捕手
９　喜多亮太（セガサミー）右・右／22歳
10　堀内謙伍（東北楽天）右・左／21歳
27　高山竜太朗（読売）右・右／23歳

◆内野手
１　中山悠輝（東京ガス）右・右／23歳
３　内田靖人（東北楽天）右・右／23歳
５　原澤健人（SUBARU）右・右／22歳
６　西巻賢二（東北楽天）右・右／19歳
13　安田尚憲（千葉ロッテ）右・左／19歳
23　大河（松尾大河）（横浜DeNA）右・右／20歳

◆外野手
７　岸里亮佑（北海道日本ハム）右・左／23歳
８　周東佑京（福岡ソフトバンク）右・左／22歳
24　宮澤義也（新日鐵住金かずさマジック）右・右／22歳
53　島田海吏（阪神）右・左／22歳