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甲子園を沸かせた高校球児たちが「侍ジャパン U-18代表」で挑んだ「U18アジア野球選手権大会」。日本は初戦の香港戦で26-0、続くスリランカ戦でも15-0と連勝スタート。
しかし、第3戦の韓国戦で1-3と敗れ、グループAは2位通過。そしてスーパーラウンドでもチャイニーズ・タイペイに1-3と敗れ、連覇の夢はここで絶たれた。
この大会、日本は木製バットと左腕に苦しむ展開となった。1ヶ月前の甲子園までは、芯を少し外しても飛ぶ金属バットを使っていた打者にとって、木製バットへの対応は難しく、凡打となって首をひねる選手も多かった。
また、日本の打線は中川卓也、藤原恭大、根尾昂(ともに大阪桐蔭)、小園海斗(報徳学園)、野尻幸輝(木更津総合)、蛭間拓哉(浦和学院)と中心の6人が左バッター。韓国やチャイニーズ・タイペイの左腕を打ちあぐねたことが敗因の1つとなった。
日本は9月10日(月)、3位までに与えられる「U18ワールドカップ」の出場権を賭け、3位決定戦で中国と「KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎」で対戦した。
◆侍ジャパン U-18代表 中国戦スタメン
1(遊)小園海斗(報徳学園)
2(二)奈良間大己(常葉大菊川)
3(三)中川卓也(大阪桐蔭)
4(中)藤原恭大(大阪桐蔭)
5(右)根尾昂(大阪桐蔭)
6(一)野尻幸輝(木更津総合)
7(捕)小泉航平(大阪桐蔭)
8(左)蛭間拓哉(浦和学院)
9(指)日置航(日大三)
1回表、中国の攻撃。日本の先発は板川佳矢(横浜)だったが、2本のヒットで1死1・2塁のピンチを迎えると、続く4番にタイムリー2ベースを浴び、先制を許す。
ワールドカップ出場に向け、負けられない日本は、ここで早くも柿木蓮(大阪桐蔭)にスイッチ。柿木は後続を抑え、最少失点でしのいだ。
中国も先発は左腕のサン・ヤンをぶつけてきた。1回裏、日本は1番の小園がフォアボールで出塁すると盗塁に成功。その後、バントのフィルダースチョイスで3塁に進み、ダブルプレーの間に同点に追いついた。
中国 1 0 0 0 0 0 0 1
日本 1 2 2 3 1 5 × 14
これで落ち着いた日本は、2回表を3者凡退に打ち取るとその裏、2死から追加点をあげる。7番の小泉が四球を選ぶと、蛭間、日置、小園の3連打で2点を追加。3-1と勝ち越した。
3回裏、2死3塁のピンチを切り抜けた日本は、ダブルプレー崩れとエラーで2点を追加し、5-1とリードを広げる。余裕の出てきた日本は、4回裏にも無死満塁から藤原のセカンドゴロで1点を追加。さらに根尾の2点タイムリーで8-1とした。
5回にも1点を追加した日本。さらに6回裏には1点を加えた後、日置が2点タイムリーツーベース、奈良間も2点タイムリースリーベースで14-0。7回表は根尾がマウンドに上がり、3者凡退で締めて7回コールドゲーム。
日本は3位となり、来年のU18ワールドカップ出場権を獲得した。今回のチームで2年生はピッチャーの奥川恭伸(星稜)だけのため、2019年に韓国で行われる「U-18ワールドカップ」で、日本は全く違うメンバーで挑むことになる。
指揮を執った永田裕治監督は「選手たちが次世代のために何とか3位を死守してくれました。感謝の言葉しかありません」とコメント。「いい当たりが出なかったが、魂で打ったヒットだったと思います」と苦しい試合を振り返った。
また、今大会に関してはストライクゾーン、牽制に触れ「これらが頭の中に入り、少しずれが出てきた。結果が欲しいので当てにいってしまった」と語った。
世代を問わず、侍ジャパンが直面する国際試合でのストライクゾーン、さらにU-18世代では木製バットへの対応が課題となった今大会だった。
J SPORTS 編集部
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