人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

野球 コラム 2018年9月4日

甲子園を沸かせた「侍ジャパン U-18代表」、初戦を圧勝スタート

野球好きコラム by J SPORTS 編集部
  • Line

第100回全国高等学校野球選手権記念大会の決勝から2週間。真夏の甲子園を沸かせた球児たちが、今度は同じ「侍ジャパン U-18代表」としてアジアに挑む、「第12回 BFA U18アジア野球選手権大会」が宮崎市で開幕した。

この大会は、18歳以下の選手によって争われるアジア選手権で、今回は7つの国と地域が参加した。1次ラウンドの組分けは以下の通りで、総当たりのリーグ戦を行い、上位2チームがスーパーラウンドに進む。

・グループA:日本、香港、韓国、スリランカ
・グループB:中国、チャイニーズ・タイペイ、インドネシア ※パキスタンは出場辞退

9月3日(月)、巨人が春季キャンプを行う「KIRISHIMA サンマリンスタジアム宮崎」で、連覇と6度目の優勝を目指す日本は、香港と初戦を戦った。試合は台風21号の接近で上空に黒い雲が広がる中、午後6時に始まった。

日本の先発は木更津総合高校の野尻幸輝。甲子園では1回戦の敦賀気比高校戦、2回戦の興南高校戦に先発。15イニングスを投げて、防御率は0.60。3回戦の下関国際高校は、打撃に専念するため4番サードで登板機会はなく、チームは1-4で敗れている。

日本はその野尻を6番に入れ、DH制を使わないオーダーを組んだ

1(遊)小園海斗(報徳学園)
2(二)奈良間大己(常葉大菊川)
3(一)中川卓也(大阪桐蔭)
4(中)藤原恭大(大阪桐蔭)
5(右)根尾昂(大阪桐蔭)
6(投)野尻幸輝(木更津総合)
7(左)蛭間拓哉(浦和学院)
8(三)日置航(日大三)
9(捕)小泉航平(大阪桐蔭)

宮崎県の河野俊嗣知事の始球式のあと、野尻は三振2つとピッチャーゴロで、1回表を簡単に三者凡退に打ち取る。しかし、日本も木製バットに馴染んでいないのか、三者凡退に討ち取られ、1回を終わって0-0。

2回も野尻はテンポの良いピッチングを見せ、3者連続三振でリズムを作る。2回裏に入り、強い雨が降り出すと、香港の先発左腕、ウォン シチャンの制球が乱れ、先頭の藤原にストレートのフォアボール。

続く、5番根尾がレフト線を破るタイムリー3塁打で日本が先制。大阪桐蔭コンビで1点を奪った。その後、暴投で1点を追加した日本は、ダブルスチールで3-0。相手のスキを突く、ソツのない攻撃でリードを広げた。

その後、小園の2点2塁打、奈良間の2塁打、中川の3塁打。内野ゴロの間に1点を加えた後、根尾がソロ本塁打と長打攻勢で9-0。その後も打線が繋がり、この回で24人を送る猛攻で、日本は19-0と一気に勝負を決めた。

長い日本の攻撃の後も先発の野尻はペースを乱さず、3回表を2三振を含む三者凡退に抑え、3回をパーフェクト。投球数もわずか26球と、50球以上投げた場合、中1日を空けなければならない規定にも触れず降板した。

3回裏、日本は暴投、根尾のレフト前のタイムリー2塁打、蛭間のタイムリーなどで4点を追加し、23-0。根尾はサイクルヒットを達成した。

4回は野尻に代わってメンバー唯一の2年生、夏の甲子園の開幕戦で150kmを記録した星稜高校の奥川恭伸が登板。奥川はこの日も140km後半の速球で、1安打を打たれたものの、香港打線を無得点に抑えた。

その裏、日本は3点を追加し26-0。雨が降り続く中の5回表、日本のピッチャーはメンバーで唯一、この夏の甲子園に出場していない市川悠太(明徳義塾)に交代。市川はサイドハンドから140km台の速球を投げ込み、三者凡退。

5回表を終え、19安打を浴びせた日本が26-0。15点以上の差がつき、大会規定でコールドゲームで日本の勝利となった。

日本の永田裕治監督は「初球から思い切っていこう。気楽にやれと言ったのですが、初回は非常に固かった。2回はみんなが繋いでいこうという姿勢があった。投手陣も非常に良かった」と語った。

5打数5安打、サイクルヒットを達成した根尾は「とにかくファーストストライクから打っていこうと、チームで徹底していた。(2打席目のホームランは)甘いところに来てくれたので、自分のスイングができた」。

火曜は午後6時からスリランカとの対戦。力の差ははっきりしているだけに、自分達の野球をしっかり確認しながら、第3戦の韓国戦に向け、コンディションをあげていきたい。

◆1次ラウンド放送予定
・9月4日(火)午後5:55 スリランカvs.日本 J SPORTS 2
・9月5日(水)午後5:55 日本vs.韓国 J SPORTS 2
※いずれも、J SPORTSオンデマンドで配信

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
野球を応援しよう!

野球の放送・配信ページへ