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第89回都市対抗野球大会は7月22日(日)が大会10日目。準々決勝3試合が行われ、ベスト4が出揃った。
第1試合はJR対決となり、JR東日本(東京都)がJR西日本(広島市)を7-3で下した。
JR東日本は2回裏2死から、7番・長谷川拓真のソロ本塁打で1点を先制。先発・太田龍は四死球などで走者こそ出したが、5回途中まで無失点に抑える。2番手・板東湧梧も無失点投球を続け、JR東日本の1点リードで試合は最後の3イニングに入った。
試合が大きく動いたのは7回裏、JR東日本は相手の守備の乱れを突き、1死1・2塁のチャンス。JR西日本の先発・加賀美希昇をマウンドから降ろす。
JR東日本は1番・小室湧未がライトオーバーのタイムリーツーベースを放つと、2番・東條航もセンター前にタイムリー安打。3-0として2番手の齋藤祐太も打ち崩した。
トドメは二死満塁から5番・渡辺和哉がレフト中断に運んだ満塁本塁打。JR東日本はこの回だけで6点を挙げ、7-0とリードを広げて試合を決めた。
9回には3番手として登板した、明治安田生命からの補強選手・玉熊将一が3失点。チームとして今大会初の失点を喫したが、大勢には影響しなかった。
JR西日本も7回途中から4番手として登板した三菱重工広島からの補強選手・杉山一樹が衝撃の都市対抗デビュー。192センチ・90キロ、高卒3年目の大型右腕が150キロ台の速球を連発し、最速153キロを記録している。
第2試合は三菱重工神戸・高砂(神戸市・高砂市)が、鷺宮製作所(東京都)を2-0で下している。
三菱重工神戸・高砂は1回戦から中4日のエース・守安玲緒が好投。打線も5回裏に無死2・3塁のチャンスを作って鷺宮製作所の先発・長田竜斗を降板させる。2番手の西村純季に2死は奪われたが、9番・渡邊祥平のセンター前タイムリー安打で2点を先制した。
“鉄人”と称されるほどのタフネスと、高度な制球で名高い31歳の右腕・守安は、7回1死に渡辺侑也のレフト前安打を許すまでノーヒット投球を継続。被安打2、四死球1で2塁も踏ませぬ投球を見せ、鷺宮製作所を完封した。
第3試合はセガサミー(東京都)がJR東海(名古屋市)を5-2で下した。セガサミーは2回裏、簡単に2死を奪われ、6番・北阪真規もファーストゴロ。しかし北阪は相手の失策で出塁すると、7番・大野大樹の死球で2死1・2塁と得点圏に走者が進んだ。
すると8番・宮川和人が、JR東海の先発左腕・若林篤志からレフトへのタイムリー安打を放って先制。勢いづいたセガサミーは9番・喜多亮太がレフトに3ラン本塁打を放つと、1番・本間諒もソロ本塁打で続く。2死無走者から一挙に5点を奪う。
セガサミーの先発・森脇亮介は試合の序盤に、力んで三振を狙いに行く様子を見た初芝清監督から、ベンチで小言と「チョップ」を浴びる一幕もあった。
しかし、森脇は5回表に9番・牛場友哉の本塁打により喫した2失点のみで、6回を投げ切っている。完封勝利を挙げた1回戦に続く好投だった。
セガサミーは続く2番手・陶久亮太が2イニング、3番手・氏家優悟は1イニングを零封。JR東海を下して初のベスト4入りを決めている。
大会第11日目の7月23日(月)は、下記の準決勝2試合が予定されている。2試合とも近畿地区代表と、東京地区代表の「東西対決」になった。
開始予定時間は第1試合が午後1:30、第2試合は午後6:00だ。
第1試合:大阪ガス(大阪市) vs. JR東日本(東京都)
第2試合:三菱重工神戸・高砂(神戸市・高砂市) vs. セガサミー(東京都)
大島 和人
1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty)
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