【広島好き】ザ・ギース尾関の「幻のカープ書籍を読んでみた」

みなさん、こんにちは。全国的に有名な三次人形にも、カープ選手バージョンが登場して驚きを隠せないザ・ギース尾関です。

写真は鈴木誠也選手人形だそうです。もはやよくわかりませんが、どことなく雰囲気は感じ取れます！

さて、交流戦も終わりました。久々に交流戦が嫌なものだったと思い出した方が多かったのではないでしょうか。

少し浮かれておりました。「交流戦も多分2位か3位にはなるだろう」などと安易な気持ちでいた自分を、スラィリーさんのセグウエイで轢いて欲しいくらいです。

ここ2、3年の強さで、感覚が麻痺してしまった自分がいることを反省した交流戦となりました。

中継ぎの皆様も去年までの疲れがたまっている事でしょう。ずっと調子が最高の選手などいないわけですから、十分に休んで、そしてその間に元気な若手が穴を埋めてくれることを切に願います。

とにもかくにもここからの後半戦が勝負所。どうか怪我人だけは出ませんように！と、そんな反省はさておき、今日は先日お借りした貴重なカープ本をみなさんにご紹介します。

「やったぞ！カープ」。この本の存在を知っている方はあまりおられないのではないでしょうか。現在日本中に数点しかないと言われている幻の本です。

元RCCアナウンサー山中善和さんが初優勝の時に書かれたこちらの本。カープファンを描いた「赤ファンのつぶやき」でおなじみ、漫画家の野村宗弘さんにお借りした本なのですが、当時の裏話がこれでもかと書いてある貴重すぎる文献になっています。当時の信じられないような話をご紹介しましょう。

「実況アナウンサーにデッドボール」

当時の放送席はキャッチャーの真後ろにあったため、キャッチャーがそらしたボールがそのまま放送席に飛び込んできたのだとか。

山中さんの胸にボールが当たり「ああ！痛い！私にボールが当たりました！しかし、アナウンサーは一塁には歩けない！」と実況したそうです。さすがのアナウンサー魂！

「ホームラン賞が豚一頭」

当時試合が行われていた西条御建球場でのホームラン賞はなんと豚一頭。それだけでも笑ってしまいますが、なんと豚が試合中に逃げ出すハプニングまで！

取りおさえるのに審判から職員から、全員が飛び出てきて豚を追いかけたのだとか。当時のほのぼのとした情景が浮かびますね。いったいどうやって持って帰るのでしょうか…。

「雨天グラウンドにて」

雨天後の試合で水はけが悪いグラウンドに頭を悩ませたカープ。なんと球場にガソリンをまいて火をつけることで水を蒸発させたのだとか。グラウンドに炎が立ち上る姿を選手はどのような気持ちで眺めていたのでしょう。

異様な匂いに包まれながらプレイボールが叫ばれたのだと思うと、なんだか感慨深いものがあります。プロ野球史でこんなことが行われたのはこれが最初で最後でしょう。

他にもたくさんの貴重なお話が載っているこちらの本。ぜひいつかデジタル書籍化されることを願います。

さて、オールスターまであと少し。ここからが正念場となってきますね。3連覇目指して頑張れカープ！